写真・映像制作人 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
むしろ記憶。

 

 対話のような距離感覚や時間感覚。

それが僕の感じている人を撮る楽しさ。

物理的現象としての画像形成だけではない。気分のようなものがちゃんと写りこんでくるところが写真のミステリアスなところ。多くの人とこれまでにカメラを介して対話してきた。

写真に写る人の個性と、そこに被さるベールのような僕の個性。やはりその人と僕とでなければ写らなかったものがそこにある感覚。

ホント、人を撮ることは楽しい。

写真の目的がなんであるかは、二の次。どこで、どんな方と、どんな時間を共有したのか。その結果が定着されている。

 

やはり写真ってのは、LIFE LOGなんだよ。

プロダクツではない。むしろ記憶のような曖昧さのあるものって気がする。

 

さて明日は水谷ゼミ、ロケーション実習。

被写体と自分だけではない。受講生や、その環境に行き交う人。場所が持っている力だってとても大事。

社会がどのように出来上がっているのかということと無縁ではない。

 

カロタイプ 水谷ゼミ 第二期 4月29日スタート

募集始まっています。

一緒に楽しみましょう!

http://www.calotype.jp/workshop/applications_now_open/mizutani-portrait2/

 

 

| Photographic education | 02:14 | comments(0) | - |
ROCK YOU終演!

 

 ROCK YOUのトークショー&クロージング・パーティーってことで、飛び入り参加で司会してきました。これ、ホント楽しい企画でした。主催のgalleryMain代表の中澤さん、セイリー育緒さん、お疲れ様でした。

僕自身、心からこの企画を楽しんで作品を仕上げました。また、作品を買ってくれた方がいたというのも、とても嬉しいことです。自分自身の心境を込めて、自分らしい作風できっちりやりました。そうした自信作であっただけに、買ってくれた人がいるということに喜びを感じます。

作品を買うというのは、ある意味で認めるという意思表示。本当にありがとうございました。

 

 しかし、、レコジャケって良いメディアだなぁ〜と、今更ながらしみじみ思います。これ、授業に取り入れたいくらいです。実は、様々なエッセンスが詰まりまくりな気がします。

・中味の持つ世界観を一枚のビジュアルで表現する。

・沢山の中で埋没しない。(ま、目立つ存在であれってことね)

・雰囲気に破綻がない。

・良い印象を残す。(ユーザーへの訴求効果が使命。ゆえに印象に残るってのは、必要条件です)

・タイトルのセンス(意味を含めた)

・タイポグラフィーとのデザイン的マッチング

まぁ〜上げたらきりがないくらい、良い出来のハードルがいっぱい。つまりクリアすべき課題がハッキリしているということ。そして想定ユーザーは、広く一般の方々ということですから、写真論大好き野郎にだけ理解してもらえば良いってことじゃない。(笑)

ま、いろいろあれどレコジャケに限らず、広く一般的に写真を語った場合であっても、ちゃんと写真の外の人に伝わらなければ成功とはいえないよね。

ま、レコジャケの場合は、そこんとこが必須条件。いいなぁ〜そういうとこ。僕的には、一番すっと入ってくる部分。ともかく自己満足だけでは、足りないってことなのだ。

これ、2回目、3回目もあるってことなので、そのときは、ぜひチャレンジしてください。学ぶべきものが沢山ありますよ。

もちろん僕は、次回もそのまた次回も参加します。

こんな面白いもの、オーディエンスじゃいられない。  ですよ。

 

トークショーも、大和田良、中藤毅彦と、日本写真学院で一緒に講師してた仲間と久々にご一緒できたことも楽しかった。そして田中長徳先生。話しっぷりも行動も、年齢を感じさせないフットワークの軽さをもった方で、、実は、初めてお目にかかりましたが、大変多くの刺激を頂きました。

そしてそして、セイリー育緒さん。まぁ〜なんとパワフルな方。ご一緒してるだけで、なんだかワクワクさせてくれる人。またなんか関われると嬉しい。良いエネルギーを沢山もらいました。

 

 さてその気分をしっかり引き連れて、今週末は水谷ゼミ実習です。フィールドワークの中から、写真の基本をしっかりおさらいします。ご一緒する皆さんと、最良の一日を過ごしたいと思います。

 

 

| Exhibition | 22:06 | comments(0) | - |
ミーハー気分

 

 

 スタイリストの中村のんさんが主宰する70’原風景原宿のサイトで連載中のリレーエッセイに書かせていただきました。セントラルアパートの中庭カフェ、セントラルパークの思い出です。

僕が高校生の頃、カメラマンを志すという大それた夢をミーハー気分ひとつで乗り越えてきたわけですが・・・その支えというか、業界の扉を開けるきっかけになった伝説のカフェの話です。ぜひ読んでみてください。

 

 本当にじみじみミーハーです。そのメンタリティが僕の原動力。おそらく今でも変わりません。憧れの対象を持ち、少しでも近づこうと行動する。それが夢への近道だと思っています。実行してきたから間違いないですよ。(笑)

こうした場で書かせてもらえたこと。あのメンバーの中に入れてもらえたこと。なにもかもが僕自身にとっては凄いことなんです。セントラルパークでギャラクシアンに興じていた当時、さすがにこんな今が訪れるなんてことは予想もしていません。ただいつもいつもなにもかもがきっと上手くいくと妄信していたために、諦めなかったというだけのことなんじゃないかと思います。

 

 それにしてもずいぶんと歳を重ねました。僕が誰かに憧れて夢を持ったように、僕は誰かの夢のきっかけになれているでしょうか・・・?いや、まだまだです。もっともっとノビノビとやっていきますよ〜これからも。終わりが来るまでチャレンジは続きます。人生、消化試合にはしない。生涯現役で、誰かに喜んでもらえる仕事を続けます。

 

 僕の書いたページに、セントラルアパートの見取り図を使わせてくれたスタイリストの高橋靖子さん

そして写真を使わせてくれた写真家・達川 清さん

とても光栄です。ありがとうございます!

 

 

70’原風景原宿『リレーエッセイ』

http://www.nonnakamura-presents.com/relayessay/

 

 

 

| Recently | 01:20 | comments(0) | - |
レコードジャケットの魔力

 

 

 セイリー育緒さんからお声がけをいただき、「ROCK YOU」に招待作家として出展することになりました。これ、なかなか面白い企画ですね〜。

レコードジャケットを想定し、写真の中に文字まで配置して完成という・・・。

僕が、まだ高校生。写真で喰っていくぞ〜〜といろいろ調べ始めた頃に、自分にとってもっとも身近なビジュアルはLPレコードだった。叔父の影響で、JAZZを聴きはじめていた当時、気に入ったジャケットを部屋に飾ったりしていた。

写真がカッコよいジャケットだけじゃなく、文字のみが美しく配置されたジャケットにも、好きなものが沢山あったなぁ〜。

思えば、タイポグラフィーに興味を持ったのもここからだ。

 

GIL EVANSのPRIESTESSとか、PAT METHENYとORNETTE COLEMANのSONG Xあたりは、そのタイポグラフィーに魅了されるジャケット。

もちろん写真の素敵なのも沢山ある。

 

そしてレコードジャケットの一番の素晴らしさは、手にした方が、もし気に入ったなら、一生涯手元に置くということだ。僕自身がそうしているように、だ。

それはもちろん中味である音楽そのものが最重要事項で間違いないのだけど、ジャケットも中味のイメージをしっかり伝えるアイコンとして、けっして優先順位の低いものではない。

だからフォトグラファーを志したころから、ジャケットやりたい〜ってのは、常々頭にあったんだよね。そう考えると独立第一弾が、どんねるずのアルバムジャケットだったというのは、僕自身の気持ち的には特別なことかもしれないなぁ〜。

 

京都展[会場:galleryMain]

2017年2月15日(水)〜26日(日)13時〜19時半
※月曜火曜休廊 ※トークイベント中は展示閲覧のみは不可

東京展[会場:Gallery Niepce、Calotype Photo Works]

2017年3月4日(土)〜12日(日)13時〜19時(最終日は17時まで)
※東京展参加希望者はどちらの会場になるかは後日ご連絡します。
クロージングイベント・パーティー:2017年3月11日(土)17時〜

詳しくは、ROCK YOUのサイトをチェックね!

ここ⇒ROCK YOU

 

 


 

| Exhibition | 12:04 | comments(0) | - |
水谷ゼミ 満席御礼

水谷ゼミ −人物写真研究− おかげさまで満席となりました。

現在、キャンセル待ちでお受けいたしておりますが、また近日中に第2回目の開講スケジュールを発表できると思います。

 

詳しくは、カロタイプ・フォトワークスのサイトにて!

http://www.calotype.jp/2016/12/22/mizutani-portrait/

| Photographic education | 12:46 | comments(0) | - |
水谷ゼミ 開講決定。残席2名〜

 

 

 カロタイプでおこなう2/18スタートの水谷ゼミですが、開講が決定しました。今日現在のところ残席2名です。検討中の方は、今すぐ予約だけでも!

 

 僕のゼミは、僕自身が何を考え、何に気を配り、どの様にここまで来たか。それを伝えることを一番に考えています。初心者向きか、、とはけっして言えないかもしれない。だけど実は初心者にこそ受けて欲しいと思っています。こうした講座の類は、そこでやることをすべて身につけようと意気込むことはない。もちろん人物を撮る上での核心は伝えていくのだけど、本質的な理解はある程度いろいろな経験をしつつ場数を踏んだ後に「あ〜こういうことか!」となる場合が多い。

それでいい。理想的な行き先は、自分自身の脚で歩んだ先に広がってくるものだ。だから僕は僕で掴んできた理想をお見せし伝えるようにしている。

理想も持たず誇れるものもなく、教える技術だけではなにも伝わらないと僕は思う。

 

ともかく素晴らしいなぁ〜と思える写真。それを感じれる人から習ってください。でないと、その方自身の理想への道はひらけない。

つまりは、僕の撮る人物にピンとこない方は、けっして受講してはいけません。それだけは断言します。

 

 楽しい全5回ですよ。楽しさは保障します。

最終的には、水谷ゼミを受講した経験のある方々と、一緒にグループ展なんか出来たら嬉しいなぁ〜。正直、ひとつの夢です。当然僕も撮り下ろしで参加。大人気なく全力で写真撮ります。誰よりも目立ってやる〜という気持ちで取り組みたい。全力でやらないと本当の楽しさが味わえない。みんなの全力がぶつかり合うような展示。あ〜想像しただけでワクワクする。

そうした一歩をぜひ一緒に歩みましょう。

 

カロタイプ フォトワークス 水谷ゼミ −人物写真研究−

申し込みは、こちらまで

http://www.calotype.jp/2016/12/22/mizutani-portrait/

 

 

| Photographic education | 06:13 | comments(0) | - |
あけましておめでとう。

               2017.1.1 南相馬 北泉海水浴場にて

 

あけましておめでとうございます。

昨年もいろいろあったなぁ〜と、しみじみしながらの初日の出でした。

 

例年になく暖かで、風も穏やか。

日々の激動がまるで嘘のように静かな朝を迎えました。

 

今年はどんな感じかなぁ〜

幸い、なにかをやりなおしたいという気持ちはない。

また、ひとつひとつ日々を積み上げていくのみ。

 

皆さま 本年もどうぞ宜しくお願いします。

 

 

| Recently | 19:22 | comments(0) | - |
Re-boot !

 

水谷ゼミ ー人物写真研究− 再起動です。

場所は、市ヶ谷のカロタイプフォトワークス。

今年3月に永眠された写真家・白岡順氏が設立運営していたアトリエです。白岡さんが亡くなる前、「誰か、後を」の声に橋本有史氏が手を挙げ、その意志を継承しました。

 

橋本さんから声をかけていただき、日本写真学院のとき5期開講した水谷ゼミをそのままやらせていただくことになりました。詳しくは、カロタイプのサイトにてご覧ください。

来年2月18日スタートです。

 

 

 

僕のゼミは、単純に撮影技術の伝達というよりも、本質的な理解を目指しています。光のこと、カメラのこと、対人とのコミュニケーションなど。

作品を制作し、完成させるのは各自の役割。そもそもこれが正解という絶対値が存在しない表現という分野。基礎の基礎を体得したあとは、撮り手自らが現場と向き合って結果を導き出すもの。

僕は、そのお手伝いをします。

基礎の基礎。そして動かしがたい原理原則への理解が進むようにやらせていただきます。

 

ゼミは、サブタイトルにあるよう人物写真研究です。

人物と、くくりを大きくしましたが、ポートレートをしっかり撮れる感覚を磨いて欲しいというのが第一義的な望み。

 

撮り手の型に嵌めるのではなく被写体に寄り添うこと。変身ではなくその方の持つアイデンティティをしっかりと撮りきること。そんな辺りを目指してみたい方にぜひ参加して欲しい。

 

写真は楽しい。

その楽しさは、真剣に取り組んでこそ。

 

ぜひ、ご一緒に!

 

 

 

 

 

| Photographic education | 18:26 | comments(0) | - |
頑張る理由

 

 京都に仕事で滞在中です。堀川通りに面して窓のあるホテルに泊まっているのですが、とっても静かです。57回目の誕生日は、本当に静かです。

考え事が頭の中で堂々巡り。目が冴えてしまって眠れない。困ったなぁ〜寝ないと明日の仕事がキツイ。

 

 ともかく頑張ります。

いろいろあるんですよ、頑張らないといけない理由が。

おそらくそういったことは、人それぞれ、それなりにあると思うんだけど・・・。僕は僕で、やはり頑張らなければいけない。

 

生きていくことに明解な目的があるなんて、わりと幻想って気がする。

ビジネスセミナーあたりで吹き込まれる「夢」とか「目標」とか、、ああいった指標が与えられないと、なかなか自発的に目的意識なんて持てるもんじゃない。

ま、そのあたりはこれまで生きてきて感じた自分自身。

 

周りからどんな風に見えているのか定かではないのだけど、僕はけっこういいかげんな奴です。我慢強くもない。かなり飽きっぽいところもあるし。

写真は、不思議と続いてきた。理由はわかっている。仕事になったからだ。これで稼いで生活をしてきたからだ。写真そのものに大きな目的はなく、もっぱら好奇心を具現化し体験するための手段という面が強い。

飽きっぽい人間の特徴として、好奇心が枯渇しにくいってところがあるように思う。僕はまさにそんな感じで、これまでやってこれてるように感じるなぁ〜。行動はシンプル。気持ちの動くほうへ、写真とともに進めばいい。

写真のあるライフスタイルはいいね。

 

 しかし57歳だよ〜 さすがにいろいろと衰えを感じる。

身体、気分、ともにすこぶる快調〜なんて日はまずない。どこかすっきりしない感じがある。こうなると自発的な動機だけでは、頑張り続けるのも難しい。

今年は、どうもここらがテーマになる気がする。

頑張る理由を自分自身の外側に求めるってことね。ホントね、うっかりすると「まぁ〜もういいかなぁ〜十分やったよ。」とか投げ出してしまいそうなときがあるんだよね。

ヤバイヤバイ、まだまだ人生は続くからね。

 

どうぞこれからも、よろしくお願いします。

 


 

| Recently | 03:56 | comments(0) | - |
節目

 

 

 9月末をもって閉校となる日本写真学院で、最後のひと時を過ごしてきました。

月末の金曜日ということで、参加の叶わなかった方も多かったんじゃないかと思いますが・・・。とても暖かで賑やかな、ClosingPartyとなりました。

 

僕自身は、ほぼ4年の関わりでしたが、簡単に語りつくせない多くのものをいただきました。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 教えたり伝えたりというチャンネルを持てたことの意義は、計り知れません。独立しておよそ30年。夢中で過ごしてきた写真の世界。なんとなくの力技でやってきた僕が、人に伝えようとしたとき、そのなんとなくをしっかりと言語化していかなければなりません。それはそれは、有意義な体験です。

通常の撮り手としての思考とは、少々異なった視点で自分自身の行動を再検証する絶好の機会となったように思います。

そのことは、また撮り手としての活動にも、とても良い影響があったと感じています。

 

 また、どこかでお目にかかりましょう。

まだまだ遣り残したこともいっぱいありますので、伝える機会を模索していこうと考えています。

 

 ひとまず、ひとつの節目。

ありがとうございました。

 

| Photographic education | 00:58 | comments(0) | - |
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