写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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【ROCK YOU 2020】愛する人へ - 岡林信康 制作プロセス

 

 

岡林信康さんが1970年にリリースしたアルバム、「見るまえに跳べ」の1曲目で、シングルカットもされた名曲です。

バックを務めるはっぴいえんどのサウンドがまたメッチャ良い。

当時、バンド組んでた中高生にとっては、手本のようなサウンドだった気がします。

 

真っすぐで澄んだ歌声で、別れの後悔を吐露している感じですね。

なんか、、わかります。

ってなわけで、水谷セレクションの課題曲です。

 

僕の制作プロセスです。

 

 

いつものように、気づいたことを書き出していくわけですが・・・

まずは、歌詞を理解しなおすところからです。

 

う〜ん。これ、熱心に聴いていた中学生の頃と、印象が全く違っていて驚いた。

還暦の今となっては、やはり経験の差というのか、歌詞にある心境の意味が、やはり深く理解できるというか・・・

 

どっちにしろ、こいつ、かなりのクソ野郎って気がします。

まぁ〜男ってやつは、、、ですね。

自分自身にもメッチャ当てはまるので、逆にむかつく!

 

別れてしまった彼女への懺悔と言えますが・・・新しい人もういるじゃん。でもって、タイトルの愛する人へは、その現在進行形の彼女のことのようでもあるが、元の彼女に対する未練がべったりと張り付いている感がぬぐえない感じで、少しイラつきます。近親憎悪っぽいな。(汗)

 

歌詞の中に、「僕」というワードが何度も出てくる。

岡林さんは、かなりの自己中、甘えんぼ体質っぽいですね。

あ〜それもまた、自分と重なる・・・

も〜〜って心境です。

 

愛とか、愛するとか、そもそも愛ってなんだとか、考えたりしつつ、ビジュアルを練るわけですが、僕は、この歌詞からは離れることにしました。

単純に目の前にいる愛する人という状況を考えることに・・・

 

無防備、リラックス、信頼、あけすけ、、なんぞが浮かんできます。

 

ということで、素っ裸で水に浮く女。

もう、これしかないでしょう。(笑)

 

プールサイドで、こんな彼女を眺めながら、ビールなんか飲んでたら、幸せだよね。

でも、恋する人じゃない、愛する人なので、ウキウキした感じだけではない。厳しさとか信頼とか、、ピーカンの晴天じゃないところが、心境とよりマッチしてるように思います。

 

あ〜甘ったれた男の唄だったな。

制作は、結果的に自分自身の懺悔のような時間でした。

 

水谷の「愛する人へ」

 

ROCK YOU 2020オフィシャル

 

まだまだ募集中です。

アルバムアートの制作は、かなり面白いよ。

ぜひ!

 

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