写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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18才のセルフポートレート


 18才。 写真を職業にしようと、明解な意識で日々を過ごしていた頃に撮ったセルフポートレートが出てきた。なんだかイケイケだね。(笑)
革ジャンを着ているから、どうやら秋の終わり。左の黒いのは、当時使っていたカメラバック。こげ茶の革製。ただポカンと空いた空間に、50mmを付けたニコンF2とセコニック・スタジオデラックス。

 一枚の写真がきっかけで、僕自身の意識は時空を越える。蘇る感触は、思いのほか鮮烈だ。
信じられないくらいなにもかもがリアル。
喰っていくには、どうしたらよいかを日々検討していたなぁ〜。興味のある対象。仕事したい相手や環境。常にそうした場所に身を置き、そういったところで生きる人達と繋がろうと努力していた。写真仲間よりは、服飾デザイナーを志す連中や、グラフィックデザインを勉強するやつが遊び相手に多かった。もちろん、モデルやその卵。ライブハウスで歌う女の子など興味の対象が人生の伴侶だった。

 フィルムはプラスXのみ。Sweet spotの狭い、使いにくいフィルムだったけれど、ハマルととっても湿り気のある色っぽい絵が撮れた。
50mm一本でほとんどを撮るスタイルは、この時代貧乏でレンズを買い足すことが出来なかったところに由来しているかもしれない。けれど今でも50mmの画角は、僕自身の基準。フィルムのフォーマットを変えても、およそ50mm、標準レンズと呼ばれるそればかりを使っている。
66なら80mm、67なら90mm、45だと少し短め150。
例えば、AV女優あづみの写真集は、ペンタックス645に75mm一本だけですべてを撮っている。
機材に、あまり思い入れはなく、ヘリコイドがスカスカになってくると、同じレンズの新品に入れ替えていたなぁ〜
ニコンの50mmf1.4だけで今までに5本は買っている。ものの本によると、時代時代でレンズの味ってやつが異なるらしい。
僕にとってはあまり関心がない。知ったこっちゃないと言う気分だった。ま、今でもあまりその感覚は変わってないなぁ。

 デジタルの時代が来て、AFも初めて体験した。スッとフォーカスが来る感覚には驚いたけれど、フォーカスエリアが作画に影響するってことを上がりから感じ取った。
やはりMFで、合わせたい場所がどこにあっても合わせられる感じがいい。そんなんでファインダー重視でいくと、今のところα900が自分に最もフィットしているように思う。
レンズは、これも最近経験したズームの進化。シグマの2.8通しが主に仕事レンズ。きっちりとした絵柄をゲットしてくれる。縦グリ付きα900とのボディバランスもかなり良い。重いけれど、あまり気にならないね。やはりバランスが良いのだと思う。
最近使い始めた50mmもやはりシグマ。もう、シグマーと形容するしかない状況だ。(笑)
いろんなものを使ってみたい気持ちも、最近になってようやく出てきた感じだけど、やはりバランスの良い50mm。SONYを使っていると、選択肢はシグマしかないというのが現状だ。
SONY純正も描写は悪くないけれど、MFがやりにくい。もっと、標準レンズを大事に考えるようにと心から思う。画角的基準がきっちりと自分にそなわって、初めて様々なレンズを使いこなせるんじゃないかと思っている。
ファインダーを覗きながらズームリングをぐりぐりしたって、なんだかろくな絵が撮れないんだよね。僕は、そんな感じだ。
なんか、懐かしいな〜。またF2買おうかなぁ。今思うと、けっして使いやすいカメラだとはいえない気もするのだけど、ザラッとしたマット面に結像する感触は、撮れてる!って実感を与えてくれたように思う。


JUGEMテーマ:写真




| Memorys | 21:48 | comments(2) | - |
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| - | 21:48 | - | - |
久しぶり!

なんか、昔を、思い出すね!
| kengeorge | 2010/09/05 1:13 AM |

おお、まさによく遊んでいた頃の写真だよ。
懐かしいよね。
| Mizutani | 2010/09/05 1:53 AM |










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