写真・映像制作人 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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時間の蓄積

  

 

 日本写真学院で開講していた水谷ゼミ。昨日、最後の講義を終えた。学院は、残念ながら9月いっぱいで閉校となるが、ここで関わってきた方々と過ごした時間は、しっかりと自分の中にある。

併設するギャラリー、BRIGHT PHOTO SALONもファイナル展示。講師陣や受講経験者など関係者がメッセージを書き添えて写真を展示している。最終日まで、日々増殖していくのかな?

なかなか楽しい空間になってきているのだけど、、、やはり寂しいなぁ〜としみじみ。

 

僕は、1982年のセルフ撮りの自分を出した。22歳。スタジオマンやってるころ。仕事が終わった夜などに、自分を題材にいろんな実験して遊んでた。ま、お勉強なんだけど、遊び感覚を大切に・・・って感じでね。

ファイナルに何を出そうと物色しているときに、発掘したのだけど、、、このどおってことない遊びの結果も、30数年の時を重ねると、なんだか別の価値が生まれてくるような気がした。もっともご覧なるひと様にとっては、笑いのネタかもしれないけれど。

 

写真ってのは、結果的に時間が蓄積されるんだなぁ〜

こうして人目に晒さないと、なにも起こらないのだけどね。面白いもんだね。

 

 

 最後の水谷ゼミは、一人の脱落者も出ずに、とても楽しく進められた。

僕の授業は、基本的にAF・AE、ズーム禁止。何を撮ろうとしているのか。光をアクティブに取り扱っているのか。パースペクティブが身体感覚で身についているか。

この辺りは、やはりフルオートで撮っているといつまでもぐちゃぐちゃなまま。いつの間にかAFポイントに構図を引きずられちゃってる写真を散々見てきた。また、デジタル一眼から写真を始めた人が、中判フィルムに興味を持ち進んでいったときも、ここいらの意識がしっかり身についているかどうかは、とても大きく影響する。

光への意識は、露出計を持ち歩いて、綺麗だと思う場面に出会ったら光の組成を計測することで把握する。どのくらいの値で撮ったら、ハイライトがどの位ハネて、シャドウがどのくらい沈むか。そうしたことを数値で把握していくとは、と〜っても大事なこと。

本当に最近のカメラは、よけいなことやってくれすぎです。考えたり感じたり判断したりという機会をカメラに奪われてしまっているように感じます。

銀塩、ローライ、ハッセル、バイテン。複雑怪奇な現代のデジカメが、これらの持つ親和性を超えてくのは、ま〜〜〜難しいでしょうね。ニコンF2+撮像素子。そんなカメラ、夢だな〜。

 

 またどこかで、写真の話をいっぱいしましょう。

まだまだ伝えられることもあると思いますので、その機会を探っています。

デジカメを不便に使う講座、ぜひその機会を楽しみにしていてください。(笑)

 

 

 日本写真学院と、声をかけてくれた岡嶋和幸氏、時間をともに過ごした受講生の皆さんに改めて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

日本写真学院、30日のエンディングパーティーに、ぜひお越しください。

最後の瞬間をともに味わいましょう。

 

 

 

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