写真・映像制作者 水谷充の私的視線

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ROCK YOU関連 〜MEZZANINEの作り方〜

 

 続いて大和田良セレクションの「MEZZANINE」です。

このアルバムに関しては、知ってはいるけれど・・・程度の知識。もちろん聴いたことはありますが、普段から頻繁に聴くジャンルではなく、、アーティストのMASSIVE ATTACKのことも一から調べ始めるという感じ。

まずMEZZANINEの意味はもちろん、読み方すらわからない。「メザニーヌ?メザニーン?メザニン?」耳にも目にも馴染みのない単語なのです。辞書を繰ると「中2階」とか!?

国際結婚してイギリスに住むGFのお姉さんに聞いてもらったりして・・・やはり中2階なのだが、特に天井の高いワンフロアの中に増築された2階部分を言うようだと少し差別化が進む。(笑)

さらに劇場の2階席のこともメザニンと呼ぶそう。ちなみに3階席はバルコニー!

 

「大規模攻撃」の「中2階」って、調べ始めて益々意味がわからなくなるという・・・・迷宮入りの嫌な予感。

さらに調べていくと、そうそう、PCIバス以前のISAバスの時代、機能拡張カードのことをメザニンカードと称していたのを思い出した。メザニンカードで調べると、けっこう写真も出てくる。

ぐぐった⇒これね。

ここで「天井の高いワンフロアに増築」とつながり、機能を拡張するという意味合いがありそうだという結論に至る。も〜それでいいや!って気分も少し。欧米の言葉は、ネイティブじゃないと本当のところは実感できないもんだ。そこでメザニンに歌らしきものも入っているので、歌詞を調べる。

 

翻訳ソフトのめちゃくちゃっぷりはご愛嬌としても、なんとなく理解できるような、できないような、微妙な気分のままに、ともかく機能拡張って方向性で写真を探し始める。

そうこうしてるとき、飼育中のヒラタクワガタ2匹の餌変えのとき、指先を流血レベルで挟まれる!! クワガタのハサミは凄い武器だなぁ〜ということを実感し、やはり機能拡張に違いないと勝手に解釈。

 

じゃ、緊縛だ、SMだ! ってことで

 

よし、これだ!

 

と、満足な僕でありつつも一抹の不安は展示場所がお寺さん・・・

 

ま、そこは大人の対応でサブ案も準備ってことで、考えていたところ、以前「贖罪」と「食材」をかけたテーマで撮った作品を思い出す。未使用のカットにもまだまだ良いのが沢山あるってのを思い出す。

 

 

お、なんだかいいかもよ〜と

 

完成はコチラ

 

 

裏はこう。

 

 

肉を喰うようになって脳が異常に発達した人類=機能拡張

※これは以前取材の折、京大の山極寿一総長に直接お聞きした話。

美食! 美味しいという概念と追求する贅沢さ。これもある意味快楽の=機能拡張

フォーク、ナイフなどの道具と飾りつけるという感覚=機能拡張

ってことで、製作してみたら、こっちの方がいいじゃんってことに。

皿で消したタバコは、傲慢さの象徴としてのアイコン。

 

意味を解釈してからのプロセスはメッチャ早かった。あまり迷うことなく進みましたね。

僕の場合、色々と調べて意味合いを理解するってことは、制作していく上でとても大事なんです。迷いを断ち切り、たしか!と思える方向に突き進む原動力。そういったものは、取り掛かるテーマのバックグラウンドを理解すること。

 

これ、クライアントがあった場合は、そこんところを説明することで理解につながるってことなんです。なんとなく綺麗では通らないんだよね。

 

それにしても久々に名探偵したなぁ〜めっちゃくちゃ楽しかった。

人から提示された命題で、自分自身に知識が足りていなかった場合、まさにこうして調べつくすということが他人と関わる意義の根幹。

自分と同じなら自分がいれば良い。異なる個性、そこから発せられる言葉や行動。そういったものに影響されながら自分の枠を広げていく。ROCK YOUに感じる意義は、まさにそこ。「他の誰かは、どんな解釈で作るんだろう?」公募作品を見る期待感は、そこんとこらが最も大きい。

 

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