写真・映像制作人 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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ROCK YOU関連〜課題アルバム解説 2

続いて2枚、課題アルバムをご紹介します。

 

3. フリッパーズ・ギター

「three cheers for our side〜海へ行くつもりじゃなかった」

 

1989年リリースの1枚目。5人でメジャーデビューを果たしたバンドは、本アルバムリリース後に3人が脱退し、小山田圭吾、小沢健二の2人が残った。しかしその活動も、3枚目のアルバムをリリースした直後当然の解散。とても活動期間の短いバンドではあったが、その後のJ-Popシーンに多大な影響を及ぼした。本アルバムは、全曲英語の歌詞という当時としては珍しいものであった。サウンドはインディー・ロックの影響を感じさせる軽くポップな仕上がりで、それまでの日本にはあまり見られない洋楽的な香りを放つ。いわゆる渋谷系の元祖といえる。ソロ活動後の小沢健二の活躍は、おそらく誰もが知っているだろう。

 

4. スピッツ「フェイクファー」

 


1998年リリースされた8枚目のアルバム。86年のバンド結成から紆余曲折を経て、91年にメジャーデビュー。大ブレイクは、95年のシングル「ロビンソン」。162万枚のセールスを記録し、名実共に、売れてるバンドに成長した。元々メジャー志向ではなかったそうだが、プロデューサーやライバルバンド、音楽評論家など人との出会いの中から様々なものを吸収しサウンドスタイルを変化させてきた。インディーズ時代から不動のメンバーでやってきたバンドは、ライブ活動からメジャーデビューを果たし、成功の階段を駆け上がった典型的な形ととらえることができる。本アルバムは、久々にセルフプロデュースで収録された。好きな曲として、タイトルチューンの「フェイクファー」をあげるファンも多い。アルバムジャケットのモデルは、バンドメンバーみんなでオーディションで決定したそうだ。

 

僕個人の音楽的な傾向は、ほぼJAZZ一辺倒であったために、昨日今日と紹介した課題アルバムについては、まったく聴いてこなかった。今更入手し、聴きこんでいる。

なんだかどれも素晴らしいね!ってのが正直な感想。色々と調べる中で出てくる曲も聴きまくっている。やはり売れた曲ってのは、耳に残るメジャー感が漂っている気がした。誤解を恐れずあえて言うなら「わかりやすい」ということ。美しい癖をもったサウンドと胸キュンの歌詞。多くの人に支持されるのも納得という感じ。

それって、音楽に限ったことではないように思う。僕のいる領域でも通じる真理だなぁ〜 凝った技法で丁寧に創りこんでも、一般の方にはなかなか広がらなかったりする。シンプルでストレートにスッと人の心に印象を残すものは、あっという間に一人歩きし始める。どちらがいいとか悪いとかって話じゃない。ま、そういうもんだよなぁ〜としみじみしただけのこと。

売れて金が入るってのが、成功ってもんの一尺度であるのは間違いない。しかし、そことは違うところに満足感の核心があるってのも、ひとつの真理。自分の目指すこと、理想とすることを各々が選択して取り組めばいい。心が納得していないことを、あれこれ言い訳してやっているのが一番の不幸かもしれないなぁ〜とかね。

 

触らずに通り過ごしていた過去の作品に今出会う楽しさ。まさに僕にとっては今が新曲。ホントなにかをするに遅いということはないね〜 何かを欲しているときが探し時だし、与えられた課題に向き合ってみるのも絶好のタイミング。そして、やってみたいと思う時が、やはり始めるべきタイミングだね。

ROCK YOU、改めて関われたことに心から感謝したい。なにもかもが楽しくてしかたがない! 音楽って凄いなぁ〜いろんなことを教えてくれる。

 

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