写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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ROCK YOU 課題制作プロセス(水谷流)1

昨年もブログで書いた、課題アルバム制作の思考プロセスを今年も書いておこうと思う。最初は、Keith Jarrett「THE SURVIVORS’ SUITE」に関して。

 

これは、僕がセレクトしたものだっただけに、少し力みがちな滑り出しだったような・・・。

まずは僕のいつもの行為。思いついたことを書き出す。これは、頭の中の整理になるので、とても大事。

 

実は、もっとも好きなアルバムと言ってもいいほど、大昔から聴きこみ大事にしている。アナログ盤、CD、ハイレゾ音源を所有し、いつでもどこでも聴いている。もちろん車にもCDを常備して常々・・・というもの。

それだけに、オリジナルのジャケットも目に馴染みすぎていて、その影響を排除するのは至難の業。

 

まずは完成版

立ち枯れた大木を撮ったもの。これは奥日光だったかな。元はネガカラーフィルム。90年代初頭だったと思う。寿命を終えようとする者の象徴として・・・といった意図でこれに決定した。

 

裏には、植物の新芽。

生まれたての・・・いわゆる残された者の象徴として。

 

レコジャケのビジュアル担当というより、トータルでパーッケージとしてのレコジャケとはなにかを追求するってのは、昨年と同じ。好きなアルバムなだけに、いろいろと悩みながら創りました。

 

バリエーションも少しあります。悩んだんだなぁ〜というあたりを感じてもらえればと思い、公開しますね。

 

候補2 荒れ果てた家屋の室内から窓の外を見る絵柄

 

候補3 炎 僕は、インパクトが欲しいとすぐ火を使う癖があります。

火は、酸素を必要とします。人間を表わすとき、たとえば闘志を燃やすとか、あいつは火の玉の様な性格だとか、火に例えることがありますが・・・どうもそういったことも深く影響しているのかも。

 

裏面も悩みました。 胎児のエコー画像。

残された者って意味合いで考えると、少し直接的過ぎるかなぁ〜。

インパクトはあるのだけど・・・

 

本番採用の写真は、バランスよく意図したイメージを伝えるものとして最適だったかなぁ〜と感じています。

 

ともかくレコジャケ制作は、面白い!

特に、既に存在しているオリジナルは、やはり多くの英知を結集して、アルバムアーティストやプロモーター、レコード会社などが納得の上で世に出ている。

そこをあえてRe-Designするというところに、創り手として身震いするほどのやりがいを感じますね。だって戦いを挑むようなもんじゃないの。(笑)

 

 

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