写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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人に優しい
 少し冷え込む日曜日。
まずは根津へ、本日最終日を迎える写真展。シルバーソルトクラブのグループ展を観るのは、今回で2回目。丁寧なモノクロプリントを観ると、暗室復活へのモチベーションが高まるね。励みにさせてもらいました。
会場となった画廊喫茶は、下町に残る古い建物を使った心地よい空間だ。駅から歩いた路地には、古いたたずまいがそこここに残っていて良い感じなのだが・・・。ところどころ、建て替えられた真新しい住宅が、低コスト丸出しで少々残念な空気を醸し出している。東京下町の風情が色濃く残る根津、谷中、千駄木エリア。路地を歩くと、なんとも落ち着く空気感が漂っていてお散歩に最適だね。人気スポットたるゆえんがよくわかる。

↓出展者さん達と記念に一枚。
 

 もっとゆっくりしていたかったのだけど、有楽町東京国際フォーラムで仕事が待っている。ソロ・ピアノでツアーを敢行中の上原ひろみさんのInterviewをコンサート本番前に。彼女は久々にジャズ界の枠を飛び越えて一般に広く認知されるアイドル的ピアニストだ。チック・コリアとのDUOが記憶に新しい。今年はソロでワールド・ツアーとか。速報撮って出し的動画なので、12月中旬にはヤマハのSiteで配信される予定だ。
「聴いていって欲しいのだけど、チケットが完売で・・・」と。凄いなぁ〜。ホント、人気ぶりがうかがえる。


 夜は、目黒のGALLERY COSMOSへ。ShINC.Prize2009の最終日、クロージングパーティーだ。スタッフとして関わらせていただいているが、一個人としても、人気投票の結果が気になる。
 

集計結果を発表する五味さん
 

 「『¥3,000で写真売りましょ!買いましょ!展』の続きとしてのアワードなら、一番売れた人がグランプリではないのか?」と、そんな意見も耳に届いている。たしかに!
僕も、それはそうだと、反論の余地なしな気分。袋詰めを改めて額装展示という形で再度観ていただきたいとの意図もあって、今回のような形になったのだけど・・・。いろいろ検討の余地があるね。今回も、多くの課題が見えてきた。

ちなみに投票結果は、以下の通り。
 1位:小山浩司
 2位:二宮久子
 3位:千代田路子  (以上、敬称略)

他に、特に得票数が多かった人を挙げておくと・・・
 岩城文雄、玉置じん、福士順平(敬称略)辺りが上位を占めている。

 僕個人は、二宮久子、辻山委臣、大場典子、(敬称略)が気になった。
終始一貫した作品の方向性をちゃんと持っていて素晴らしい。
二宮さんの優しい眼差しは、癒されるね。写真は撮ること、撮られること双方に癒し的効果があるが、観ることにも癒し効果がある。それを感じさせてくれた作品だ。
 辻山さんの作品は、「どうやって撮ったの?」と思わせる、視点のユニークさが僕的にツボだった。
泳いでる魚を下から撮っていて、その奥には水を覗き込む人の姿があったりする。作者がいらしていたので聞いてみたところ、「水中でじっとチャンスを待っているんです」とのこと。
やっぱり! 撮りたいものの為にかけた手間は、確実に作品の個性となって現れている。魚と釣り人との関係をズバッと表現した、ある種の社会性が込められた作品だと、僕的には受け止めている。ぜひ、まとめて発表の機会を作って欲しい。もし機会があるなら、じっくり観てみたいと思う。
 大場さんの作品は、熟練のピンホール写真職人的安心感がある。モチーフ、構図などピンホール写真の良さを遺憾なく発揮しているという印象を持った。


 しかし、つくづく写真って、多くの人に愛されてるよなぁ。描写って点では、容赦ないところもあるけれど、基本的には人に優しいメディア。撮る、観る。どっちも楽しい。道具としてのカメラって存在もいいね。デジタルカメラが開拓した新しい楽しみ方が、どんどん浸透している一方で、古き良き時代に作られた機械式カメラを今も尚大切に使う人も多い。新しいものと古いものがイーブンで共存する。いいね〜。社会もそうあって欲しいと願うばかりだ。

JUGEMテーマ:展覧会
| Exhibition | 06:49 | comments(2) | - |
希な望み
 

 何事か大仰なビジョンを持たなくても、時間は進み、どこかへ誰かが連れてってくれる。自ら強制終了のボタンを押さない限り、いつ終わるかもわからない旅は続く。いろんなもんを受け入れて行かざるを得ない宿命みたいなものが、なんとなくまとわりついている気もする。

 僕は、そんな感じで流されて行くことを嫌い、「夢」を持って人生をやってきた。寝てみる夢ではなく、努力なりの結果で手に入る夢だ。そんな大それた夢ではない。
写真業界に憧れた高校生は、原宿セントラルアパートに何かがあると知った。中庭のカフェでは、インベーダーゲームからギャラクシアンへの入れ替えがほぼ完了したくらいの時期だ。表参道側の入り口から入ると、正面に輸入レコード屋が小さな店を広げている。フュージョン・ブーム真っ直中で、スタッフやクルセイダース、ラリー・カールトンやトム・スコットが新しい時代を伝えている。バイトで稼いだお金は、それらのレコードに化けた。

 本当に凄いところだったんだよ、セントラルアパートってところは。
操上和美氏、鋤田正義氏、浅井慎平氏、安斉吉三郎氏(StereoSound誌表紙撮影でおなじみ)。糸井重里氏もそこにいた。サーフマガジン誌の編集部もそこにあった。
中庭のカフェの決まった場所には、いつもギャラクシアンをやっている鋤田さんの姿があった。百円玉を10センチほど積み上げて黙々それに挑んでいる。
レオンというコーヒー屋の窓から交差点を眺めていると、右手にキャメルを握って操上さんが横断歩道を渡っている。白いシャツとブルージーンズがメッチャ格好いい。
コマフォトや流行通信を貪るように眺めていた高校生は、セントラルアパートという異空間でいつも夢を見ていたんだよね。

 高校卒業後は、夢を現実に近づける為の具体的な行動をしていった。業界への窓口という気持ちで、写真学校に入った。コマフォト熟読で耳年増になっていたんだろうね〜、写真学校は退屈で、ほとんど授業を受けることなく、学校の近所にあった喫茶店に入り浸っていた。気の合う4、5人で、延々写真の話に興じていたね。服飾デザイン科の連中と連むことも多かった。本当に刺激的な日々。
先生に無理強いして、卒業生を紹介してもらった。APA賞を取ったばかりの売り出し中という若手、岡野隆一氏だ。やんちゃしてた僕は、車の運転なら自信がある。それを売りに、バイトとして雇っていただくことになる。

 撮影現場は、つい数ヶ月前にはまだ夢だった世界。見るものすべてが、望んでいた通りの場面だった。夢は、行動さえすればあっと言う間に現実のものになると知った。
情報を仕入れ、理解し、実践する。ただそれを繰り返していけば、どこにでも行けるような気がした。ハードなロケを終えて帰ってきた時、焼き肉屋に連れて行ってくれた。僕にとっては焼き肉初体験。食べ方の流儀も知らない。岡野さんを真似て、黒焦げになる前に口へ運んだ。もう、こんな日々なら一生やっていきたいと思った。

 夢は実現するもんだ。叶うまでやめなければそれでいい。
実現の精度を上げるために、必要な努力をする。蘊蓄たれるほどのことはない。当たり前のことだ。「夢」と言い表すと、なんだか叶いそうもない気持ちになるのが、日本的教育の成果。それは僕だって例外じゃない。だから僕は、「希望」と言い換えてやってきた。
希な望みの一つくらいなら、実現しそうな気がしない? 大きな夢は内に秘めて、小さな望みを少しずつ現実に変える。振り向けば珠玉の思い出と共に、けっこういろんな望みが叶っちゃってるのに気づくだろう。
大丈夫。けっこう生きるのは楽しい。希望は叶うもんだよ。

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| One`s View of Life | 04:07 | comments(0) | - |
好奇心が行けと叫ぶ

 

 徐々に師走の気配。
1月26日に開催が決定した「フォトグラファーズ・サミット6」も、少しずつ全貌が見えてきた。僕も前回以上に深く運営に関わっている。そんな関係で、スタッフ一同水面下でどれほどの時間を費やして準備を進めているのか、かなり間近で見ている。いやいや凄い情熱(おっと他人事のように言うべきではないが)。ともかく、開催規模が大きくなったこともあって、やること山積なのだ。
 会場となる渋谷O-EASTは、詰め込めば1,000人規模の大箱。プロジェクターは、Studio DU、そしてパナソニックとO-EASTの協力を得て品質と迫力がアップする。
今やフォトサミの目玉企画となった広告写真対決は、以前お知らせしたように一般公募から選ばれた1名が加わって行われる。
なんと、この一般公募者のグランプリには、話題のカメラ、リコーGXRが贈られることに決まった。レンズと撮像素子が一体となって交換可能という新機構を備えた話題機だ。
ファイナリストという形で、11名が当日招待され、グランプリは会場で発表される。そしておそらく、その流れのままそこに3組のプロが加わって、リコーGRDをモチーフとした写真で対決する。
どんな写真が応募されてくるのやら、本当に楽しみだ。12月24日におこなわれるファイナリスト11名の選考には僕も参加する。何かを生み出そうとする熱気を蚊帳の中で体感できる。ホント、嬉しいことです。

 「写真対決」は、あるテーマに対して競作するって点では、特別新しい事じゃない。しかし、「広告」と言うある種の制約を付けることで、新たな側面が加わってくる。
・Art Directorなどとのコラボレーション
・与えられた制約の中で、最大限どの様な努力をし、何を試みるか
・広告すべき商品が決まっている故に、成果が目に見えやすくなる
概ねこんな辺りに、僕は面白さを感じている。

↓↓↓前回のフォトサミ5の同企画。テーマはアルティザン&アーティスト


今回も、このように大判プリントを作成する予定だ。
一般公募に参加される方は、B1ポスターを想定して作品を作られたら良いのではないかと思う。GRDのイメージアップ、販売促進に繋がる写真ってことが、おそらく最低限目指すべきこと。
「どういったコンセプトで制作したか」応募フォームにも、書き込み欄が用意されている。このコンセプトって奴も、審査基準に少なからず影響するものと思う。重要視して見させていただくつもりだ。なんとなく撮れちゃうんじゃなく、何を目指して撮ったかは、作品制作に於いても大切な部分。ぜひ、意識して取り組んでいただきたい。

 もちろん今回も、ブックコーナーが設置される。ブックとは、写真家が自らのPresentationをする時欠かせない作品をファイルしたもので、通常お目にかかれる機会はまずない。
写真で喰って行きたいと考えている人には、もちろん素晴らしい教科書と言える。そうしたプロ指向の方ばかりじゃなく写真が好きって人なら、きっと誰もが楽しめる。なぜなら世界に一冊しかないレアなパーソナル写真集がいっぱいあるってことなんだよね。
毎回、このブックコーナーは、大盛況です。人の滞在時間がかな〜り長い。その理由を、ぜひ会場で体感してくださいね。

 「そんなに大規模にしてどうなの?」そんな声も聞こえてくる。
『まぁ、いいんじゃな〜い♪』が、僕のスタンス。楽しそうだし、小規模でないといけない理由も見あたらない。より多くの人を巻き込んで、みんなで盛り上がったらいいと思う。
既成概念を取っ払って、なんかやってみる。何が生まれたかは歴史の判断に任せたらいい。正否はない。もちろん好き嫌いはあるだろうが、それはそれでいいのだ。
僕は、僕の想像力がワクワクすると判断している。好奇心が、そっちを向いているからそっちへ行く。今までもそんな感じでやってきたし、これからもやっていくだろう。

ShINC.
フォトグラファーズ・サミット
ヨコハマ・フォト・フェスティバル
おっと忘れてた、自分のこと。追加〜ArtPhotoChannel

写真家自らが、様々な動きを多方面で試みている。
21世紀10年目は世界大不況の有様だけど、日本の写真界には大きなうねりが訪れている、かなり面白い時代だと感じている。なんらかの形で、歴史に関わっておこうと思う。将来、寝床で夢想するネタは、少しでも多い方が良い(笑)。

フォトグラファーズ・サミット主宰 山田敦士氏と実行委員会の一人うつゆみこ氏


 協賛企業も、まだまだ増えてきます。
楽しんでもらえる企画も、また決まり次第お知らせしますね。

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| Exhibition | 08:08 | comments(0) | - |
写真展情報
 ■渡会審二(ワタライ シンジ)写真展 SILENT LANDSCAPE
 2009年11月23日(月)〜12月13日(日)11時〜18時 月曜休み
 GALLERY B
 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-7-23 
 電話090-3513-5374
 

 写真家・渡会審二氏、久々のお目見えです。
広告写真では、日光江戸村の”にゃんまげ”のポスターなどが鮮明な記憶って人なんですが・・・。
実は、一緒に働いた期間が少々。僕が篠原邦博氏のアシスタントをしていた時代、セカンドを一時。僕と比べものにならない感覚派の度会氏は、そうした仕事はあまり馴染まず、中央アジアを旅しながら少数民族のポートレートを撮ったりしていました。
今回は、静かな風景とのこと。楽しみです。

GALLERYは、なんと写真家・十文字美信氏がオーナー。今回の展示がこけら落としのようです。鎌倉、小町通りを奥に進み、教会を通り過ぎて右側3本目の路地へ入った辺りにあるそうです。聞くところによると、古い洋館らしいですよ。
そんなわけで、会場も楽しみです。鎌倉散策がてら、ぜひ覗いてみてください。



そして、もう一つ楽しみな写真展

■シルバーソルトクラブ第三回写真展
 2009年11月23日(月)〜29日(日) 12時〜19時
 場所:りんごや 
 〒113−0031 東京都文京区根津2−22−7
     東京メトロ千代田線根津駅 1番出口より徒歩3分

 写真家・田村彰英氏が主宰する銀塩写真LOVEな方々のグループ展。
根津・谷中・千駄木地区散策を楽しみつつ、ぜひご覧ください。
前に拝見した川崎市民ミュージアムでの展示も、銀塩モノクロの素晴らしさを教えてくれる美しい展示でした。
あ〜、でもこれ行くと、また暗室が欲しくなっちゃうんだよなぁ(汗)

11月28日(土)17時時より、ウェルカムパーティー(無料)があるそうです。どなたでも参加出来OKとのこと。
 
JUGEMテーマ:写真
| Exhibition | 20:28 | comments(0) | - |
明日を思う
  昔なら、50年は人の寿命だ。栄養学の発展が健康な身体を守り、医学の進化が窮地を救う。冷暖房をはじめとした生活支援品が身体への負荷を弱めてくれたり、娯楽の多様化が息抜きの機会を提供する。そして何より、思想信条は個人の自由に委ねられている。これは、心にかかる負荷を低減する圧倒的効果だと感じている。

 思い出は増え、希望は減る。生きていくことは終着点に近づくことでもあり、この原則はすべての人に平等にあると言える。
辛い思い出が多ければ明日こそはと考え、楽しい思い出が多ければ明日もと考える。都合の良い解釈で日々を送れる才能は、きっと誰もが備えている。
「明日」を明るい日と書くのは、そんなところなんじゃないかね。

 先日、三井記念美術館で開催中の「夢と追憶の江戸 〜高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展〜」を観た。保存状態の良い北斎や広重、写楽、歌麿。そして春信や清峰などを楽しんだわけだが・・・。
優しい色調でそこにある遊女の日常や役者絵、そして富嶽三十六景や東海道五十三次。
あ〜これって今の時代なら写真がその役割を担っているのだなぁと、改めて感じさせられたな。グラビア写真、ブロマイドは、春画や役者絵。ジャーナル誌を飾る取材写真だって、その源流を浮世絵に見いだすことが出来る。
記録としての価値は、当然時代を経ての結果。当時の作者に、残す意義なんて意識あっただろうか。おそらくないだろう。ないと考えた方が自然だ。生活のための生業であり、生きる糧と言うことなんじゃないか。
そんなことをつらつらと考えながら、薄暗い展示室で過去に思いをはせていた。

 現代は、高度な情報化社会だ。情報は、日々消費されている。火曜日に発売された雑誌は、木曜にはほぼゴミになってしまう。受け取った人に生かされる情報は、極めて少ない。誰もがそうかはわからないけれど、少なくとも僕はそんな感じで情報を消費しているし、そうしたゴミの生産に荷担する側でもある。なんだかいろいろと考えさせられる。
美術館などに出かけ、先人の拵えた物から何かを受け取っている。そんな事実も、実感を伴って知り得ているのが現代人だ。もちろんこれも情報化社会の姿。だとしたら、自分の拵えている物が数世紀を経て、誰かに何かを伝えるものになるかもしれない・・・と。そんなこと意識してもなぁ〜と思うのだけれど・・・、そんなこともつい意識してしまう。

 出来ることを少しずつ。やりたいことをちゃんと自覚して。先人に習い、明日を思う。ちっとは喜んでくれる人が周りにいる。そんなことくらいで十分これからをやっていける。
東の空にまだ雲が残っているが、西の空はかなり明るい。すると、やっぱり明るい日がやってくるだろうとワクワクしてしまう。そうして日々を積み重ねていくんだろうね、これからも。

| One`s View of Life | 07:37 | comments(0) | - |
いよいよ初日
 

 ましょ展のサプライズ企画、ShINC.PRIZE2009が本日17日から始まります。会場の設営も無事終わりました。COSMOSに入ると、まずスタッフメンバーの作品群が展示されています。
参加写真家は以下の通り。
横木安良夫、五味彬、水谷充、hana、岡嶋和幸、大和田良、
永田陽一、池谷友秀(以上敬称略)
それぞれの個性が面白い。通常のグループ展とは、少し趣が異なります。

 奥に進むと、「¥3,000で写真売りましょ!買いましょ!展」に出品された中から選出された20名の作品が、額装されて展示されています。
選出作家は、以下の通り。
千代田路子、玉置じん、三浦一広、辻山委臣、大場典子、岩城文雄、
関野和之、戸田勝、太田昌宏、井村一巴、近藤茂實、二宮久子、
佐々木邦彦、ハラサチコ、鈴木勇、駒崎崇彰、小山浩司、牧野智晃、
日野ペン、林達也(以上敬称略)

 この中から来場者による投票で、グランプリを選びます。
グランプリは、最終日11月29日(日) 19:00〜のクロージングパーティーにて発表いたします。
ぜひ、会場にお越し頂き、投票に参加してください。


続いて、面白そうな写真展の情報を!

OVERSEAS 〜世界を選んだ若手作家たち〜
2009年11月18日(水)〜2009年11月29日(日) 火曜日休館
RING CUBE ギャラリーゾーン
お問い合わせ:03-3289-1521

海外を活動拠点とする若手の日本人写真家5名による作品展です。
参加写真家
アラキミキ、鈴木光雄、Taichi Imai、長坂フミ、南しずか(以上敬称略)

これも、なかなか面白そうです。
RING CUBEの若手サポートスタッフによる、初の企画展とのこと。
代理店が介入して運営されるメーカー系GALLERYが多い中、リコーの方々が一生懸命運営しているそうで、ぜひ応援したくなります。
場所は、銀座4丁目交差点 昭和の生き証人、三愛ビル(今もこの名称?)。銀ブラがてら、ぜひ。

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JUGEMテーマ:写真
| Exhibition | 00:38 | comments(2) | - |
17日からShINC.Prize2009
 

 ノミネートされた方々の展示をどうぞ楽しんでください。そして、ぜひ投票をお願いします。スタッフも大判で出展するだけでなく、A4 ¥3,000シリーズも出すようです。
僕のは、買いにくいシリーズですが・・・・。(汗)

2009年11月17日(火)〜29日(日) 11:00〜19:00 
会期中無休
ギャラリーコスモス
| Exhibition | 04:36 | comments(0) | - |
80年代中頃の仕事

 ハードディスクを整理してたら、懐かしいものが出てきたよ〜 80年代中頃の仕事です。今と違ってフィルム撮影って時代。テレビ局には、16mmフィルムに焼いて収めてたんだよね。編集は当然ネガを切り貼りする。ムービー制作会社には、ネガ編集室って部門があって、そこにはベテランのおじさんがいた。ディレクターでさえ、ネガの切り貼りはさせてもらえない。ラッシュというポジに焼いたもので編集をする。一部では3/4inchのビデオ(Uマチックって奴です)に落として、テープでオフライン編集をし始めていたくらいの時代です。
 今は、ほとんどがPCで作業できちゃいます。ノンリニア編集ってPC画面上のタイムラインの切り貼りだから、感覚的にはフィルム編集に近いもの。テープ編集が異様に非合理的だったと、今更ながらにして思います。 良い時代になりました。マジで  

 どうぞ、レトロ感をご堪能ください(笑)。
 こうしてみると、けっこう昔の人っぽいね、オレ。
そうそう、これらをやった制作会社には、今や名監督の一員、犬堂一心氏がおりました。彼とやったCFは、残念ながら見つかりませんでした。ドラゴンボールチョコだったよ。あ〜懐かしい。
| Memorys | 03:25 | comments(0) | - |
写真募集!
 

 フォトグラファーズ・サミット6で行われる広告写真対決がGR DIGITALをテーマに行われる。今回は、一般公募から、最終的にグランプリ1名を選出し、対決の一角に加わってもらうそうだ。

グランプリは、事前に選ばれたファイナリスト11名から、当日会場にて発表される流れのようだ。
グランプリ1名にはリコーからデジカメが贈呈される。ファイナリスト10名にも、記念品が贈られるとのこと。

詳しいことは、フォトグラファーズ・サミットのオフィシャルサイトをご覧ください。

JUGEMテーマ:写真
| Exhibition | 02:53 | comments(0) | - |
拳闘家の人生
 

 良い写真集を観た。
「IN THE BOX」横内香子 著は、スポーツとしてのボクシングではない、人生の断片としての拳闘を捉えたものだと思う。
ストレートな視線。被写体であるボクサーとの距離感。様々が微妙な緊張感をともなってそこにある。激しさよりも静けさを感じる写真集は、閉じた後になんとも爽やかな気分になる不思議な体験。

本当に良いものを見せていただいた。感謝

 
写真展が行われる。

■横内香子写真展 IN THE BOX
2009年11月19日(木)〜24日(火) 11:00〜19:00(最終日16:00まで)
趣味のギャラリー 浦和の家
〒330-0053
埼玉県さいたま市浦和区前地3-13-14
電話048-883-9011

写真集は、蒼穹舎にて購入できます。

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| Exhibition | 14:38 | comments(0) | - |
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