写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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神は、どこにいるのか・・・・


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、最新のInterviewは、宗教学の先生。
南山大学 南山宗教文化研究所 奥山倫明教授です。

「科学的な対象としての宗教を研究するのが宗教学」とのこと。
僕自身は、無宗教なのですが、先祖の墓参りもすれば、Xmasを楽しむこともあるし、初詣もします。もちろん旅行などの折、神社に行けば作法を守り、参道の中央を歩く非礼はけっしてしません。
まったく不思議なことなんですが、日本人の多くは、およそそんな感じではないかと思います。

宗教の話は、デリケートな問題を数多く含んでいることもあって、あまり声を大にして語れないところがありますが、人類史に密接な関係を持つことですから、各々考えることは大切ですね。

 あまり知識がない僕レベルの人間が、漠然と「宗教って何?」と考えると・・・・・
”自分の外側に信じる対象を持つこと”と、そんな認識になるわけですが、さてどんなもんでしょうか?
宗教ではありませんが、宗教的と形容される事象に、例えばミニ・クーパーのOwner'sClubのイベントなんかがあります。同車種が大挙してフジスピードウエイに集まるわけですが、この類は、ミニと限らずいろいろな車種でおこなわれています。
僕が昔乗っていた、ユーノス・ロードスターも500台規模が軽井沢プリンスに集結するなんてイベントなんかがありました。
小型オープンカーを神と崇めているわけではありませんが、少なくともこの車大好きって感じの同じベクトルを持つ人が大勢集まると、一種異様なエネルギーが形成されることは確かです。
イベント会場の外側を通過する一般の方は、ほぼ共通の視線を向けながらそこをやり過ごします。その視線は、明らかに奇異なものに向けられている感じ。
内にいる人と、外にいる人の温度差が、そうした断絶を生むんでしょう。
こういう事象を、”宗教的”ではなくて、”宗教”そのものに当てはめても、バッチリ、フィットしますね。盲信した人が勧誘している状況を想像してみると、その構造と起こる出来事が浮かんできます。やはり温度差は簡単には埋まらず、断絶を生みます。なかなか難儀な問題ですね〜

 流行の構図、物が売れること。
商売の世界では、こうした宗教的構造はしばし戦略として使われますが・・・・・
プロダクトそのものの力で、年月を積み重ねた結果宗教的構造を持つに至る事例もけっこうあるんじゃないかと思います。
カメラ業界で言えば、”ライカ”なんてのが、そんな感じではないかと思うのですが・・・・。
アドバタイジングの世界で意識的に使われる、”ブランディング”とは、まさに人や物を宗教的構図に沿って定着させる行為ということですね。

 新年を迎えるに当たって、少し”宗教”なんてものを考えてみるのもいいかも。
今、日本にある多くの行事は、”習慣”レベルのことだと思うのですが・・・・・。
クリスマスなんて、「イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祭事」ですよね? たしか。
いつの間にか男女が高級ホテルに宿泊して、モンモンする日になっているのは気のせいでしょうか?



| Recently | 07:58 | comments(0) | - |
総括にはまだ早いが・・・
 今年も実にいろいろなことがあったなぁ〜
バタバタと気ぜわしく過ごしてきたけれど、やはり多くの人と出会い、話を聞きつつの日々だった。
人を知ることは、自分を知ることに直結していると、改めて思う。物事は相対で考えると判断がしやすい。これは、ここ数年ほどでようやく受け入れた事実。
ずっと意図的に避けてきた同業者との交流を積極的に取り入れていくことで、かなり自分的には大きな収穫があったように感じている。

 もちろん相も変わらず、撮り手としての好奇心が向く様々へ、時間や労力を費やしていることにプラスしてのチャンネルだから、時間的な忙しさはすさまじいものだ。
だけど、あまり疲れはない。むしろ、多くの方からエネルギーをもらっている気がする。



 先日は、うつゆみこ氏の取材で、彼女のアトリエに。
近所のスーパーへの買い出しにも同行した。
几帳面なんだか、テキトーなんだか、やはり最後までわからなかったのだけれど、作品制作に集中する生活スタイルは、素敵なものがあった。
彼女の作品から連想される本人の気質は、わりかし当たっていたんじゃないかと。いやいや、とてもいいね〜。素敵な人です。


そして、平間至氏。


 平間氏が浅草で運営している暗室、Pippoにて、Interview。
アグレッシブな写真から窺い知る気質は、やはりイメージ通りでしたよ。本当に熱い人。そして、自分のルーツをとても大切にしている人。
日々を精力的に活動する彼からは、最近よく聞く草食系とは対極のエネルギッシュな魂を感じるね。僕は、彼に比べると、少し醒めているんじゃないかと思った。

本当に人と会い、話をするってことは刺激的だ。
僕はもう人の成果に嫉妬するような時期は過ぎてしまっている。だからこそ会って話すことが必要なのかもしれない。
やはり30代くらいの自分だったら、ここ数年の日々は無理だと思う。気が狂うとかがせいぜいの結果。楽しめる余裕なんてなかっただろう。
楽しいという気分の中からなにがしかを拾い出して、”伝える”ことが出来るのも、やはり今の自分というものがあって可能な気がするな。




 本年最後の撮影は、料理。
僕の仕事は、本当にノンジャンル。
レンズを通して定着可能なものならば、すべてが僕にとって被写体。
料理だって、見た目だけじゃない。味を知り、レシピを知り、それを美味しいと試食する人の笑顔を知る。すべてが自分の血となり肉となる。
ずっとずっと、永遠にノンジャンル。草食系・・・・NOだ。肉食系・・・・・いや、それも違う。
強いていえば、雑色系だね。つまり、ヒト科そのものってことだ。


 取材は、まだ今は明かせないメディアで、来年春前にはご覧いただけると思う。
また、Infoしますね。

 2010年も、もう少し。
改めて、出会い、貴重な時間を分けてくれた多くの方々に感謝します。
ありがとう。
そして、来年もヨロシクね。


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| Recently | 05:06 | comments(0) | - |
伝統と革新


 横浜の外人墓地近くにあるエリスマン邸で開催中の写真展
「プラチナ de 写真展」を拝見。
写真は、主宰の田村政実氏。
プラチナ・プリントにチャレンジしようと調べ進めていくと、必ずどこかのタイミングで行き当たるワークショップを主宰している方だ。
二十数名によるグループ展は、いずれもそのワークショップにて学んだ方々。

拝見していると、その多彩さが面白い。
僕自身が漠然とイメージしていたプラチナらしさは、極めて限られた一面だったようだ。実に様々なモチーフが様々な表情をたたえて飾られていた。
銀塩写真と趣を異にするトーンの秘密も、田村さんの解説で理解が出来た。デジタルとのハイブリットって存在も知ってはいたけれど、ちゃんと見たのは初めてだった。

見応えのある写真展。
27日月曜日までやってるから、ぜひに。


 祝日の今日、一人で出かけたわけなんだが・・・・・
もう、嫌になるくらいカップルだらけで肩身が狭かったよ。

暖かな港の見える丘公園は、老いも若きも、連れだって日射しを浴びている。
ま、人の仲良しっぷりを見るのは、けっして悪い気はしないのだけど・・・・



外人墓地から遠くに富士山が見えている。
横浜から見て西に位置する富士山は、当然夕方はシルエット。
美しい〜
地元の人も、「これだけ綺麗に見えるのは久しぶりだ」と言っていた。
冬の空気は、この透明感が命だね。


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| Exhibition | 00:38 | comments(0) | - |
フォトサミ8 GRD企画募集開始!


 実は、もう募集開始してます。
4月4日のフォトサミ8での、リコーGRD企画。 今度は選出された1名様には、旅に出てもらいます。実行部で指名したプロのフォトグラファーも2名、旅に出ます。
フォトサミ8の会場で、その3名によるPresentationをおこないます。
つまり、公募してもらうことで、写真力や熱意を審査して、新たに撮り下ろしをしてもらうわけなんです。けっこう面白そうでしょ!

応募は、写真+200字程度の作文。

詳しいことは、特設サイトに飛んで、まずチェックしてください。
応募の段階では、カメラは問いません。リコーでなくてもかまいません。フィルムだってOK。大型カメラだっていいんですよ。
ロモのようなトイ・カメラだったOKなんです。

応募作品は、”旅”の写真じゃなくてもOK。

選ばれそうな人は・・・・・
「こいつに旅行かせたら面白いの撮ってきそう!」な感じでしょうか。(笑)

旅するGR 特設ページへ→こちら

取り急ぎ、募集開始のお知らせでした。


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| Exhibition | 04:09 | comments(0) | - |
鈴木清、本日最終日



 良い写真展でしたね〜
本日最終日です。お時間が許すなら、ぜひ。

行った人、行った人、皆さん良かった〜と。
僕も昨日、閉館間際に飛び込み拝観出来ました。

たしかに! 良かった〜
ホントに写真って、良いね。
この鈴木清という作家が、もし今現在を過ごしていたら、どんなメディアを創造するのだろうか・・・・。
そんな思いを強く感じる展示だった。

炭坑の街に生まれ、写真と出会い、身近にモチーフを求め制作を続けてきた。創造の意欲は、写真という枠組みを越え細部に及んでいる。

 いわゆる”写真家”であるとかのカテゴライズにあまり意味がないのではないか・・・・・・と、日頃から感じていることを、なぜか鈴木さんの展示を見ながら考えていた。
もし今現在を生きていたら、きっと面白いWeb Siteを作っていたんじゃないか、きっと面白い動画を作っていたんじゃないか・・・。小説なんかを書いていたかもしれない。
自分が手を動かしてやれることはなんでもやってみたかったんじゃないか・・・・・。
なにがしかの衝動が本人を突き動かし、その時点で可能な、”やれること”に時間を費やしてきた結果が、そこに展示されていたんじゃないかなぁ。
なんか、そんな気分が強く残った写真展だった。

やはり創作って、やりたくて仕方がない人がやるもんだね。


図録も素敵ですね。
公立の美術館も、良い仕事するなぁ〜。
楽しかった。

本日、最終日。
ぜひに。

鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴



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| Exhibition | 10:04 | comments(0) | - |
リッチ!


 エモン・フォトギャラリーで開催中の大和田良氏の個展を拝見。
リッチだね〜。これはいい。

写真の持つ守備範囲の広さって、やはり凄いものがあるね。
ニュース・報道に代表される情報の視覚伝達と、芸術作品の醸し出す雰囲気ってやつは、なんとなく対極なものと思いがちなのだが・・・・・。う〜ん
ここに並んだWine Collectionも、ある意味、”色”の情報が視覚に飛び込んでくるという点に於いてやはり同じ写真の特性が最大限生かされている。
ロマネコンティの鮮やかな色は、自分の中にある想像の産物としての味を、的確に表現しているような気がした。
実際、飲んだことがないから、”気がした”ということなんだけど、それでいいんだよね。それで十分素敵な感動なのだ。
正確な事実、もしくは揺るぎない真実というのは、こと、こういったものに関しては見る側の心がどう受け止めるかということが肝心で、揺るぎない真実かどうかは、それほど重要なことじゃないと僕は思う。
こうしたCollectionの方法もありだね。
本当に贅沢な楽しみ方だ。

そうそう、それとね、流れている時間がゆったりと感じられるのが面白いね。刻まれる時間ってやつは、いついかなる時も一秒はみな同じ一秒のはずだけど、不思議な錯覚だよ。
神社の境内なんかの時間感覚と似ていたなぁ〜
作品と空間の相乗効果ってことかもしれないね。 う〜ん、なんとも心地よい。



25日までやってるから、時間に余裕を持って出かけることを勧めます。
ささっと流してしまっては、もったいないよ。


いつもクールな大和田良氏だから、今日は笑顔をもう一枚。



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| Recently | 21:26 | comments(0) | - |
プライスレスな日々


 表参道もすっかり年末モード。
イルミネーションもLEDになって、省エネだし、熱が少ないから樹木にも優しいらしいし・・・・・
こんな調子で、あっと言う間に白熱電球は駆逐され、消えていくんだろうね。ちょいと寂しいね〜あの燃えてる感じは、他の照明器具では出にくいもん。


やはり年末進行の影響が随所に現れ、この週末も、怒濤の日々。
土曜日はちょいと夜の講習会で講演を・・・・(?)(笑) とか、いろいろやることがあるのです。

いや、それにしても渋谷は人が多いね〜多すぎです。
不景気ってマジ? と、夜の渋谷はそんな風に感じさせてくれます。

Xmas気分で繁華街がみんな綺麗で、それはそれで素晴らしい。
やはり気分は上向いてくる。

歌舞伎町は、いつもそんな感じだけどね〜
年中祭り・・・みたいなもんだね。
良い良い。



しかし、そういった非日常的お祭り騒ぎも、穏やかでさりげない日常があってこそ。
対比して感じ取ると、その価値も上がるってもんです。
こんな何気ない日常的駅前風景も、なんだかホッとする。



 いろんな場面で、いろんな生活がある。
世の中、表があって裏があって・・・光もあって影もある。
それは、素晴らしく表裏一体で、どっちが欠けても成立しないもんなんだよね。

光と言えば、アンドリュー・ワイエス


ご覧になりましたか?
僕は最終日に駆け込み観覧。
チラシの裏のラフスケッチ的素描も数多く展示され、作品制作に向かうまでの試行錯誤も見所だったね。
この人の展示は、過去のものも比較的素描が数多く出品される傾向がある。思考の痕跡が形として残されているのと、そこに価値を見いだした人がいるからこそ表に出てくるのだろう。
実際、彼の脳内を見ているような気になるのが、かなり楽しかった。

それにしても、光の捉えたかって言うのか、描き方と言うべきか・・・・ともかく上手い。写真的でもある。なんだろう、構図かなぁ?
うんと離れてディテールを目に入らない様にして見ると、写真みたいに感じる作品が多かった。画集なんかで見ていても、そんな風には感じなかったのだけど、現物からは不思議とそんな感じがびしびし伝わってくるね。
写真をやっている方は、一度機会があったら見てみると良いよ。純粋に楽しめるしね。


 日々、ルーティーンに追われていると、なんだか知らないうちに、とんでもなく年月が流れてしまう。 こういった展覧会もそうだし、人と出会って時間を過ごすこともそうだし・・・・・、何かいつもと違う刺激的な時間を過ごすのは、心のストレッチみたいな感じで、とても健全に生きていくのに必要なことだと思うよ。
唐突な行動をする必要はない。一夜干しのホッケを、「お、今日のは好い加減だなぁ〜」なんて、ちゃんと微妙な味の違いに気づける感覚が大事だ。
そう、好きな人のご機嫌に、ちゃんと気づくことが出来れば、男女間もスムースだしね。
”気づく”ってことは、あらゆる局面で大事なことだと、最近本当にそう感じる場面が多いなぁ〜。まったく充実した日々だこと。長生きしたいもんだね〜。
お金に換えられない満足感いっぱいの日々だよ、まったく。

これ、プライスレスってやつ?


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| One`s View of Life | 02:13 | comments(0) | - |
これまでと、これから。


 この所、新宿西口で一際目立つ高層ビルも、だいぶ見慣れた光景になってきた。
子供の頃、そう、例えばスーパージェッター辺りのSFアニメで描かれる未来都市にこんな建物があったような気がする。
「あ〜、現実のものになったんだなぁ〜」と、なんだか、ふと見上げしみじみとしてしまった。
リニアモーターカーも、ようやく車両の発注がかかったと聞いた。未来だと思っていたものが、いつの間にか今になっている。凄いことだ。丁度今放送中のNHKから、沢田研二の歌声が流れている。本当に不思議な気分だなぁ。

 龍馬伝のワンシーンに、松平春嶽が自分の座っていた上座に龍馬を座らせるところがあった。「一度、ここからの景色を味わうと、なかなか離れられない」というようなことを言っていたけれど・・・・。
まさに、今権力の座にしがみついて右往左往しているこの国のトップの姿が思い浮かぶ。
こうした国の荒廃も、未来図に描かれていたのだろうか?




 一歩、路地裏に入れば、子供の頃とあまり変わらない景色がそこら中にあって、そこでは、やはりあまり変わらない生活ってやつがあって・・・・。
やっぱり透き通った目で、くっきりと黄色いクチバシのサンマは美味しい。子供の頃と、何一つ変わっちゃいない。
車も、動力がハイブリット、電気と変わってきているし、大衆車であってもいかにも安っぽいデザインってのは無くなってきた。
それでも、雨が降れば、ゴムべらが行ったり来たりしてフロント・ウインドウの水滴を拭う。

 大きく変わったようでいて、実際は大して変わっていないような気もする。人、一人が生まれて死ぬまでの変化なんて、そんなに大それたことじゃないんだと、最近そんな風につくづく思うんだよね。

 追いかけたり、追われたり。あ〜、そんなことはどうでも良い。
いつも、いつの時も、自分に出来る精一杯で、やれることをやるしかない。もっとも、多少手を抜いたところで、結果は大きく変わったりしないだろう。だから、なおさら心の問題だ。自分が納得できるかどうか。だとすれば、精一杯で行かないと、嫌な気分が残るような気がする。 ま、気がするだけなんだけどね。

 寒い日が続くけれど、良いね、良い感じだ。冬の寒さは、格好いいコートを羽織れるから大歓迎だ。首から提げたカメラの金属ボディが、キンと冷たくなっている。それも、なんだか素敵な気がする。


 さて、フォトグラファーズ・サミット。
8が、来春4月4日に決定したよ。また、公募企画も用意している。もうすぐ正式発表になるよ。なかなかそそる公募企画。募集期間も一ヶ月くらい余裕があるはずだから、ぜひぜひみなさんチャレンジしてくださいね。
カメラを持つ人の数だけ、ドラマがあるんだよな。自我を持つおのおのが、これだ!っとシャッターを切った結果。
そうした数々に、また接することが出来るのかと、今からワクワクして待っていますね。


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| Recently | 02:22 | comments(0) | - |
進化


 ある記者会見を撮影してきた。
まったくもって僕の仕事の幅広さは半端ない。それでも、流石に記者会見って機会はめったにあることじゃない。それだけに、よけい面白がっちゃう自分がいて、まったくもって困ったもんだと思う。
ま、今日のエントリーは、それが言いたい訳じゃないのだけど・・・。

 この手の記者会見は、カメラ席が一段高く設けられている。限られたスペースは、メディア各社の力関係で陣取る位置が決まってくるようだ。
僕はたまたま主催者側に近い方からの依頼だったお陰か、居並ぶ放送局の放列にも、邪険にされることなくその場にいることを許されたわけなんだけど・・・・。

それにしても、この機材の違いはかなり面白い絵柄でしょ?
おそらくカメラの価格も、レンズの価格も、0が二桁違うんじゃないかと思う。そして、クルーの数も違う。
一般的に報道系は、カメラマン、音声さん、ディレクターの3人が、最小ユニットのようだ。
一方の僕は、1人。(笑)
画像処理回路の違いや、レンズ性能やら、いくつかの複合的要因で、撮れる絵柄の主にダイナミックレンジに違いがあるけれど、どちらもFull HDであることには変わりない。
情報としての動画を、ネット配信と言うことであれば、ほぼその違いは配信システムにより吸収されてしまう。
交渉術を心得て、何をどう撮るべきかをしっかりと掴んでいれば、一人で大抵のことはやれてしまう。
僕の場合、速報を求められているわけじゃないから、当然編集も自分でやることになる。テロップ入れだって、フォント選びから、サイズ出しから・・・・・
テロップ原稿を書いたりも、僕の範疇。
必要とあらば、IllustratorやPhotoshopを駆使して、ロゴの加工までやることになる。

ギャランティも含めて、相当なエコビジネスになってるんじゃ〜(汗)

 テクノロジーの進化は、まことに素晴らしい。
その点は、まったく否定しない。本当に素晴らしいことだ。
だけど、そのことによって、もっとも現場に近い僕らには、かなりの労働が強いられる結果になっていることもたしか。
しかし、これは僕自身が望んでいるからこうなっているわけで、けっして愚痴ってるわけじゃないのです。
多くを自分自身のコントロール下に置いて仕事が出来るって、かなり楽しいんですよ。出来ることは多ければ多いほど楽しい。
いろんなことをやってみたい好奇心は、未だ衰えないんだよなぁ〜
もうね、お金の問題じゃないんだよね。どうせ、がっぽりお金を貯め込んだところで、墓場に持って行けるわけでもないのだから。

楽しいが勝ちです。
これ、僕なりの人生哲学です。



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| One`s View of Life | 00:59 | comments(0) | - |
日々・・・


 街はすっかりXmasな雰囲気だね。
一年にこの時期だけにわかクリスチャンが湧き出てくる不思議な国、日本。
もっとも、異文化に対する懐の深さという風に評価も出来るけれど・・・・・。





 花屋が元気だと街が明るい。
特定のイベントだけではない。いつも華やいでいるから尚良い。
街の景色として大事な存在だ。





 先を急ごう!
やることやっちゃってから、盛り上がるが良し。
さて、仕事、仕事。

日々暮らすとは、おそらくそう言うこと。


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