写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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ダイナミズム!
横木安良夫氏の写真展内覧会へ
良い展示ですよ〜ともかくダイナミズムを写真展から感じることは稀です。なんと言うか・・・、時代のウネリを僕的には感じてしまった。

別に、あの頃はよかった〜ってことじゃないですよ。誤解なきように。



横木さんという一個人の体験を通じて、まさに流れなんだなぁ〜と時の経過を疑似体験しちゃったような気分。
写真は、それなりに時を経たものから今に至るまでが心地よくランダムに配置されている。見事だ。横木さんの心のおもちゃ箱をひっくり返したような感じかなぁ〜
ま、行ってみてよ。見る人の年代とか経験値とか、いろんな要素が絡み合って様々な捉え方が出来るんじゃないかと思う。





馴染みの顔、初めてお目にかかる方、いろいろ。横木さんの交友関係は広い。


オープニング・パーティーも大盛況。


写真家・木村惠一氏のスピーチを拝聴。
横木さんらしい笑顔が。


その様子をiPadで撮影する村上千恵さん。
凄い時代だな〜。ハイテクだよ。


どう見てもガキ大将なふたり。ZIGEN氏、五味彬氏。


プラス、中本徳豊氏、与田弘志氏。僕がまだスタジオマンだった時代から憧れの大先輩です。


杉原拓広氏と中本徳豊氏。こういった形でお目にかかれるのは光栄なことです。


美女に囲まれると表情が緩むわけですな〜(共感)


横木さんと与田さん。若かりし頃から、沢山の刺激をいただいた大先輩です。


いや〜なんか、同窓会のようなパーティーだったなぁ〜。
横木さんに感謝です。初心を思い出しましたよ。

ともかく、写真そのものと展示と、刺激満載の写真展です。
エンターテインメントですよ、ある意味で。
必見です。

11月8日まで
キヤノンギャラリー品川
こちらをご参照ください。→http://apcgallery.jugem.jp/?eid=79


JUGEMテーマ:写真


| Exhibition | 04:25 | comments(0) | - |
タムロン60、展示目前。

http://www.tamron60.com/

10月5日からいよいよ写真展本番ですね。
事務局スタッフも、大詰めを向かえ大忙しなのではと思います。

もうご存知かと思いますが、サイトでは60名すべての作家さんが出揃いました。
最終更新の作家さんは下記の通り。(敬称略)

飯田 鉄、石川 梵、今岡昌子、魚住誠一、木村惠一、

小澤太一、新藤健一、田沼武能、塚原琢哉、土屋勝義、

テラウチマサト、中井精也、西平英生、ハービー・山口、秦 達夫、

hana、広田 泉、桃井一至、矢野直美、山田敦士

こうしてみると、本当に写真表現というものは様々なジャンルに渡って多くの可能性を伝えるメディアだということがわかる。
手前味噌な発言で申し訳ないが、心から良い仕事に就けた人生だと思う。
カメラを持っていると、会いたい人に会え、聞きたい話を聞け、そのトピックスを伝えたい人に届けることが出来る。
ネットの時代にあっては、限りなくそうしたことが個人レベルで実現できるのだから凄いことだよね。
“心して目撃し、伝えていかなければならない。”
改めて芽生える意識に、身が引き締まる思いだ。

そして、ある企業の記念碑に足跡を残す60名。その中の一人として選んでいただいたことは、本当に嬉しいこと。
前にも書いた自分事だけれど、3.11以降、見失ってしまったビジョンに半ば取り乱し気味のところを結果的に立ち直らせてくれた思い出深いプロジェクトになりました。この撮影に向かう折の特別な思い。起こった様々な変化をしっかりと心に刻みました。




レンズの使用感に少し言及しておこうと思います。
通常、僕が使うカメラはソニーなんですが、今回ソニー用が間に合わず、ニコンで行くことに決めました。選んだカメラはD3100。ほぼすべてを絞り優先オート&AFで撮影しました。そして手振れ補正をONにして手持ち撮影。冒頭の動画部分(海岸の波)は手振れ補正OFFで三脚を使用。風力発電の風車が回る絵柄は、三脚に据えながらも手振れ補正をあえてONにして、画像がゆれる効果を取り込みました。
ぼんやりと眺めたところは、ワイド寄りを。何かの事象に着目したときは望遠寄りを。なんとなくそんなことを冷静に撮影の課題として出歩きました。
レンズに馴れると同時に、使う楽しさを自覚していくような感じで、ある意味で写真を撮り始めた若い頃のような気持ちを味わいましたね。これは、楽しかった〜

最望遠近くで甘くなる感じは、逆に味と受け止めて積極的に生かしました。釣り人の絵柄などがそれです。
逆光には、比較的強いです。ハレーションが酷くて使えないということは、ありませんでしたね。コーティング技術の進化には本当に驚かされます。
望遠からワイド側全域、少し絞ると驚くほどシャープに結像します。作りたい絵柄に応じて、絞りの選択は積極的にするのがいいかもしれません。
AFの静かさと速さは、動画にも生きるんじゃないかと感じました。スライドショーに使った以外にも、けっこう動画撮ったんですが、かなり使いやすい印象を持ちました。
ボディーが軽すぎて最初は戸惑いましたが、特に望遠側で振り回す際に、軽さは扱いやすさに繋がっています。つまり重心がカメラ寄りにあり、ハンドリングがいいし、手振れ補正に対してある種の相乗効果があるように感じました。

普段、単焦点標準レンズばかり使っていますが、こうした高倍率ズームも、状況に応じて使っていこうという気にさせられましたね。小難しいこと考えずに、とにかく楽しいレンズですよ。うん、なかなかです。

 スライドショー、ぜひ見てくださいね。大儀はありません。恥ずかしながら、本当にどうしていいかわからない中で格闘している、僕自身の心のうちが反映されているにすぎません。7月のあの時期、僕の視線を釘付けにした様々の羅列です。
失ったもの、しかしそんな中でも何か光る希望。やはり失いたくない素晴らしい日常と切ない現実。そうしたものが交錯してぐちゃぐちゃでした。
そんなきわめて個人的な表現物だという前提で、見ていただければと思います。

プリントも、大変素晴らしく仕上がっていますので、ぜひ展示にもおいでください。僕自身ご一緒する作家さん達のプリントをとても楽しみにしています。60名が2点ずつですよ〜単純に言って120点の写真が展示されます。時間的な余裕を持って来てくださいね。


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| Exhibition | 07:55 | comments(0) | - |
ふたたび写真にどっぷりと。
“休みらしい休み”
大袈裟に言えば生まれてこの方、あまり経験してこなかった過ごし方をこの連休に〜。九州の旅は、命の洗濯って風情でした。

素晴らしい光景に、いくつも出会いました。おいおい写真の整理が出来次第、お伝えしたいと思います。


 さて、戻って翌日。なんとか気になる写真展を見て回りました。
おなじみ、ピンホール写真の遠藤志岐子さん。今回は、いつものカラー作品の他、モノクロ作品を数点展示していた。
彼女、ピンホールカメラ以外の通常のカメラってのは持っていないそうだ。バケペンを人からもらって、一応あるにはあるけれど・・・。重すぎて行動が制約される〜と。なるほど、彼女の作品が放つ潔さは、自分の感覚と一体化したピンホールカメラがもたらしているんだろうと思われる。



数分をかけて、じっくりとフィルムに定着された光景は、きわめて自然に、“自然”が写りこんでいる。これからもスペシャリストの今後を楽しみにしたいと思う。


 写真家・渡部さとる氏が主宰するワークショップ2Bの修了展&出身者たちのグループ展もこの日曜が最終日。「写真芸術の現場」で取材した折の26期生のグループ展「BASEMENT GANG」も案内を頂いていて、なんとかチェックしておきたかった。。。終了2時間前に、滑り込みセーフ!

初めて彼らに会ってから2年余り。その間にも各自グループ展など積極的に展示活動をやってきている。今回、約一名は、ロンドンへ旅立って不在だったけれど、久々に一同集合ってことのようだ。

個性が際立ってきつつ、様々な心情で写真と向き合っている。
悩んだり、試したり、深化させたり・・・
個々の心情が写真から感じられて、とっても面白かった。



渡部さとる氏は、「写真は側しか写らないのだから、しっかりと写るように基本を身につけましょう。」と教える。
側(外側)しか写らないものなのに、作家の心情が滲み出てくる不思議は、各自が写真をやりながら経験していくことを望んでいるんだろうと推察できる。
そうした部分は、言葉でいくら伝えても、なかなか実感を伴って伝わっていかない。
経験に勝る体得方法はないんだろうね。

プリントが上手いとかいうもいのは、性格の違いで多少の遅い早いはあるだろう。だけど、積み重ねれば必ず上達する。
技術的なものとは、そうしたものだ。

一筋縄でいかない難しさは、その先にある。もっとも、難しいのだけれどそれゆえによけい楽しいのが写真。

押せば写る時代だから、なおさらそこが問われるんだよね。


のびのびと、自由に、やりたいようにやる。それでいいんだと思う。

だけど、誰かに何かを伝えたくて表現しているなら、どこかのタイミングでそれだけじゃダメなんだと気づく。
その過渡期にする経験が、本当に後から効いてくる。
もっともっと悩んで悶々とすればいいね。人事だと思って気楽に言ってるわけじゃないよ。僕だって、未だ悩んで悶々としてる。自分に疑問を感じながら、それでも現実と格闘する。
振り返ればそれこそが最高の時間だったと・・・そんな風に思えるときが必ず来るもんだ。

それにしても、ワークショップ2B出身者は、みんな意識が高いね。
教え方がいいのかなぁ〜どうなの?
あまり“なべ”を褒めたくないなぁ〜(笑)

出身者がみんな先生に似ちゃわないのがいいね。これ、大事なことだと思うんだよな。
オレが、オレが、ってところがないんだよね、渡部さとる氏。
ちゃんと一人の人間として写真を楽しむ気持ちを伝えているんだろうね。

僕なんかどっちかというと写真に向き合うってより、人生欲望の赴くままタイプだからさ〜こういった場に行くと、学ぶことが多いんだよな。





彼らのこれから。
どんな風に進んでいくのかなぁ。
写真、また見せてもらうのが楽しみだな。

“前に進む意思”満載のグループ展は、とっても良い刺激だよ。

また、ワクワクさせてね。


 この日、ルデコの別の階では、ワークショップ2Bの修了展もおこなわれていた。時間があまりなくて、じっくりと見ることが出来なかったのだけど、一通り。レベルの高さが際立っていたね。かなりの経験者が、一度基本をおさらいしたくて受講したりもしているんだろうな。みんな写真にどっぷりと浸かってる感じだったよ。


主宰の渡部さとる
良い歳のとり方してるな。やるじゃん!(笑)

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| Exhibition | 07:24 | comments(6) | - |
まず自分自身が翔べ、、だな。
 

「俺のテリトリーを侵すなよ!」とでも言いたげに・・・猫ちゃんが睨んでおりますが。彼らにとっても地球は居場所なんだよな。
総理が変わって、また原発推進な空気に戻りつつあったりして、どうも憂鬱な気分が支配的であります。

あのー、、ちょっと一応お尋ねしますけど・・・。
本気でまだ続ける気なんでしょうか?正気とも思えませんなぁ。
原子力安全委員会、保安院、電力会社、政府、自民党、民主党・・・ま、いろいろムジナが雁首並べ嘘を積み重ね安全をでっち上げてきたわけでだよね。
この方々には、こうしたもんを維持・運営する能力がないんじゃないの? 福島第一原発の事故って、失敗しちゃったってことだよね。だったらさ、少なくとも首を挿げ替えて、組織一新してから推進とか言ってほしいもんだね。
国のトップに君臨するいい大人がさ、ちゃんと失敗した責任も取らず、反省もせず、まだ金を集めようと必死って、どんだけ下品なんだか考えた方がいいよ。
こいつらトップに、青少年の犯罪増加だのをとやかく言う権利はないね。まったく厚顔無恥ってのは、こういう連中のためにある4文字熟語だよ。

ま、どの業界にも提灯持ちって役割の人間は多い。しかしね、こと人の生命財産に関わる問題で、提灯持ちやってるとね、末代までこの地球上に居場所なくすよ。恥を知ってほしいもんだね。
この件に関しちゃ、無関心ではいられない次元に達している。たいした声にはならないかもしれないけれど、僕なりに原発依存からの脱却という立場で声を出していきたいと思う。

 もし仮に、首都圏が強制避難なんてことにでもなったら・・・お〜怖い。
不動産価値が0になってしまったら・・・お〜ヤバイ。
1000兆らしいね〜損失。日本滅亡だよね〜
まだ、なんとか間に合うのかな? 生活、生き方、見直せるものはすべて見直して、不完全な化学と決別しようよ。
金の亡者の皆さんは、当面廃炉ビジネスで喰いつないでよ。そのくらい許すからさ〜原発やめちゃおうよ。


 アハハ〜いろいろ憂鬱なことがテンコ盛りだけど、SHUTTERmagazineのリリースパーティーは楽しかったね。難しい顔して、写真とはなんぞやを語るような無粋者は一人もいなかったね。
もちろんシビアに写真ってもんを考え、向き合う時間も必要なんだろうと思うけれど・・・事象の突端で、現実と格闘してればおのずと答えは見つかるもんだ。激しく生きたらいいよ。時々、モチーフをどうやって見つけたらいいのかって聞かれたりするんだけど・・・。きっとその人は、写真撮る必然性がまだないのかもね。
“You! もっと遊びなよ。”と、アドバイスしとくね。撮りたくて仕方がない対象に出会えるんじゃないかなぁ。いかに撮らずにはいられないメンタリティに自分を導くか・・・それこそが必要不可欠な方法かもね。カメラ持って立ち尽くしてるようなご時勢じゃない。翔べよオレな気分で行ってほしいね。


リリースパーティーにてニヤケるおっさんの図だな。(汗)

| Recently | 04:52 | comments(0) | - |
面白い!「PHOTO LOUNGE Vol.0」

 若手、新人の発掘を目論んだ、「PHOTO LOUNGE Vol.0」。PHOTOGRAPHERS SUMMITのスピンオフイベントとして急遽開催。これ、面白かったぁ〜
箱の大きさも丁度いい。密度感がいいね。そしてなにより作家の意気込みも熱く、写真の質も、なかなかのもんだ。

出演者は以下の通り。(敬称略)

サイキカツミ、本出保行、山本剛史、高松勝範

松永佳子、齋藤翔平、真子、鈴木達哉

そして、写真家・永田陽一氏を招いて
「海外のファインアートフォト事情」を講演していただいた。

これ、続いていくといいなぁ。ってか、続けていかないとね〜か、主宰の片棒を担いでる人間としては。(汗)
人との出会いも、刺激的だね。生きる糧っていうか、、、同じもの、つまり写真ってものを人生の中心に据えている者同士、共有共感できる様々が、とても頼もしく心地よい。
一応、先に生まれ、長らく写真をやってきた人間としては、みんながどんな部分に悩み、どんな気分でそういったものに立ち向かっているのかがとてもリアルに感じられる。また、人を知ることは、自分を知ることに繋がっているんだとつくづく感じさせられたね。
あ〜楽しい。

 しかし、写真って簡単に写っちゃう時代になった今こそ、なぜそこにレンズを向けたのかが真に問われるね。写真を撮る人なんだから、写真のことを考えたり、悩んだりするのは当たり前。当たり前すぎて、それだけじゃ物足りないんだよね。もっともっと、世の中の様々に目を向け、好奇心爆発ってな意気込みで行って欲しい。写真は、なにかしらの現実に対峙することでしか写らないのだからね。

司会やってた関係で、現場写真ほとんど撮ってないんだよ〜。
撮った人、頂戴。よろしくね。




| Exhibition | 08:34 | comments(2) | - |
Made in Japanはまだ沈まない。


 とにかくこの動画を一度見てください。冒頭だけでもいいよ。ショパンの音楽ってスゲーと再認識させられた演奏です。
昨年のショパン国際ピアノコンクール優勝者、ユリアンナ・アヴデーエワさんの記者会見&レセプションの取材映像なわけですが・・・

これらは、パナソニックのGH1で撮っています。
記者会見もワンマン取材。カメラの上に外付けマイクをくっつけていますが、大袈裟な仕掛けはまったくありません。
もう、こういったシンプルな構成で、ほとんどのことがやれてしまう時代。凄いことです。

 僕は、かれこれ20年ほど、ヤマハの広告写真を撮らせてもらっています。そんな流れから、今は写真や動画。時に取材物まで様々な媒体をこなします。この動画も、ヤマハの依頼。
ユリアンナ・アヴデーエワさんは、ヤマハのピアノを主に使っていて、ヤマハのアーティスト・サポートを受けている一人。絶大なる信頼を、ヤマハピアノにおいています。
実は、ヤマハって企業は、世界一大きな楽器メーカーなんですね。ピアノもバイオリンも管楽器もある。その上、プロ・オーディオから民生用オーディオ。果ては半導体までも作っていたりする。こんな企業は世界中探しても、どこにもありません。
楽器造りは、熟練の職人による手作業が大半。音響解析は、最新のテクノロジーで・・・と。製品の安定性は、そうした裏づけがあって達成されているんですね〜。

 楽器ってもんは、演奏家の感性にフィットしないといけません。海外にも小さなファクトリーが沢山あって、名品が数々世に送り出されています。当然、ブランド信仰もあって、この楽器ならどこどこ・・・そんな構図もしっかりと成り立っています。
日本人なら、憧れる海外ブランドってことなんですが・・・。たとえばマンハッタンの楽器屋さんに行くと、ヤマハは最も売り場の良い場所を占有していたりします。諸外国から見ると、ヤマハは憧れの海外ブランドなんですよね。面白いもんです。
カメラメーカーをはじめとして、日本には、こうした優秀な企業が沢山あるんだよね。もっともっと、日本って国を信頼してもいいんだなぁ〜と、こんなときだからなおさら思います。

もはや似非科学とも思える、原子力関連に振り回されないようにして、しっかり日本の技術力を世界に誇っていいんじゃなかと思いますね。

Made in Japanを死守したいもんです。

日本国は、もっとやれる。
まだまだ沈んでしまうには早すぎですよ。



| Recently | 02:55 | comments(0) | - |
渡れない川


 写真家・志鎌猛氏、個展中〜
うかりしてました。広尾を歩いていて通りがかりで・・・
おいおい、やってるじゃないかーってことで、拝見してきました。志鎌さん、プラチナにどっぷりですね。もっぱらトーンの再現性を必要としてこの技法を選択していると思われ、刷毛目を残したりといったプラチナ臭を排除して、きちっとスクエア・フォーマットで仕上げています。
小さく、密度の濃い表現。ますます磨きが掛かっています。
15日の木曜日まで、広尾のFOB-COOP隣、小西大閑堂です。今日と明日しかありません。ぜひに。

 小西大閑堂
 港区南麻布5-10-32-103
 電話03-3446-8228


そして、EMON。
写真家・大和田良氏が個展中。


大宮盆栽美術館の時にはなかったものが掛かっていました。
金箔っぽいの・・・(仕上げがね)
綺麗だったなぁ。

本人は、残念ながらいなかったんだけど・・・
移動し始めた車から、歩道を行く大和田氏を発見。
てっきりオーストラリアに移住か! と思っていた彼の姿がそこにありました。
「また、近々〜」と、声をかけて次の予定に向かいました。

新宿のB Galleryで、同時開催中なんだよね。
明日にでも行けるかなぁ。


今週の金曜・・・え〜16日だね。
ミニ・サミットな感じのやつを渋谷でやりますよ。
フォトサミが大規模になりすぎってこともあって、もっと新人が出れるプレゼンの場ってコンセプトかな。
初回ってこともあって、わりかし身内的な面子でまずは・・・。
いい具合なら、比較的短いサイクルで定期開催を考えているとのこと。山田敦士氏は、身体一つじゃ足りないのではないかなぁ〜。
写真界を盛り上げる展示とは異なる手法。僕も本来、夜的遊び大好きな人なもんで、いろいろ手伝っちゃいます。

★★PHOTOGRAPHERS SUMMIT mini Vol.0(仮称)
    →タイトル変更になる可能性があります。

 開催日 9月16日(金)
 開催時間 19時〜22時
 来場者 100名程度?
 プレゼン希望者 3000円(+1ドリンク)
 入場料 2000円(+1ドリンク)
 ※入場時に1ドリンクを別にご注文いただきます。

 会場 SARAVAH東京
 http://www.saravah.jp/tokyo/
 東京都渋谷区松濤1丁目29-1 渋谷クロスロードビル B1
 TEL 03-6427-8886

いろんなことがあって、世の中益々閉塞感が蔓延している状況です。なんか、突き抜けないとね〜。
今、歩いてる道の先が渡れない川だとわかっていても、その道そのものが面白けりゃ歩く価値はある。
若い世代なら、時間はまだある。道の先が未知でも、どんどん行ってほしいね。僕くらいになると、もうあまり多くの時間は残されていない。
行き止まりとわかっている道を歩くには、それなりの理由が必要なんだよな。なんのためにそこを進むのか・・・だよ。
ま、僕の場合、女がらみ、恋がらみ。あまり刹那的なセックスはしたくないタイプだけど、根っこは野獣だからなぁ〜(笑)

本当に、覚悟決めて人生やってかないとな。
日本に降りかかってる諸々は、多くの人が想像してるよりずっと深刻だよ。僕は、玉砕覚悟で、楽しんでいくよ。カウントダウンだよ、本当の。



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| Exhibition | 05:02 | comments(0) | - |
Tamron60th 第2段の作品群が公開


タムロン|写真家60人の「瞬間と永遠」


第2段、作家24名の作品が公開になりました。
今回、僕も入ってま〜す。

今回公開された方は、以下の通り。(敬称略)
青木 勝、有元伸也、江口愼一、岡嶋和幸、川合麻紀、熊切圭介、

小松健一、齋藤康一、鹿野貴司、清水哲朗、諏訪光二、豊田直之、

中谷吉隆、中藤毅彦、並木 隆、新美敬子、萩原史郎、深澤 武、

ホンマタカシ、前川貴行、水谷たかひと、水谷 充、横木安良夫、吉田 繁

ぜひ、ご覧ください。
それにしても、いろんな作家さんがいるなぁ〜、いろいろな意味で。
楽しいね。(笑)


僕は、レンズを受け取ってはみたものの、なかなか撮影に取り掛かれずだったんです。このブログでも書いていたように、3.11をきっかけに、なにか自分自身の価値観が壊れちゃって・・・。7月のブログ更新率の高さを見ていただくと、異常さがわかるかと。

あれこれ考えても、なにも思いつきません。体は鉛のように重く、気分は暗く、どこか上の空のような感じで・・・
それでも、レンズをD3100に装着して、引っかかったものを片っ端から撮影しました。なかなか写らない。“あせる”という感覚すらなく、とにかくピンと来ないんですよ。

それでもね、次第に気持ちが落ち着きを取り戻し、涙したり、笑ったり、ホッとしたり。いつものような喜怒哀楽が少しずつ・・・です。

展示は2枚。Webは、5枚まで。
足りないので、スライドショーも作りました。
暗く混沌として、少し大袈裟に言えば、未来が消失する感覚に襲われまくっていた僕の格闘する7月という記憶です。
写真を撮りながら、自分を取り戻していきました。まだ、生かされているのだから、きっとやれること、やらなきゃいけないことがあるんだろうと・・・ちょっとづつだけど、勇気みたいなもんを受け止めました。

写真って、撮っても、撮られても、癒しのような効果があるんだね〜。身をもって体験したよ。
本当に、良い機会をくれたタムロンさんに感謝を申し上げたい。僕にとっては、とても大きな力で、背中を押してもらったような感じなんですよね。


http://www.tamron60.com/


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| Exhibition | 20:31 | comments(0) | - |
新宿でリフレッシュ


 久々に友人のサックス・プレイヤー藤陵雅裕氏のライブを聴きに、昼のピットインへ。いろんなことに忙殺され、モーションブルー・ヨコハマに行った以来だということに気づいた。本当に時間の流れはすさまじく早い。
あの時と、今日と。心持があまりにも違っていて、もう笑っちゃうくらいだ。やはり3.11が大きく影響しているなぁ。改めて、意識させられる。

演奏は、レギュラー・カルテットからピアノの福田重男氏が抜けたピアノレス・トリオだった。いつもと趣を変えたアレンジで、少し気分が違う。これも、ありだね。楽しい!

ベースの高瀬裕氏が別人か!と思うほどやせていて、びっくり。前に会ったときから、20kgほど絞ったそうだ。20kgって、人相変わるんだね〜、驚いた。
高瀬氏は、JAZZ FOR TOHOKUと題して、東北の被災地で慰問演奏活動をやっているとのこと。ドラムの安藤正則氏も救援物資を送ったりと、各々、やれることをやっていると・・・。音楽家は、力仕事は出来ないけど、プレイならと。心のビタミンになってくれたら嬉しいと藤陵氏。
何かせずにはいられない気持ち。これは、日本中のみんなが共有する感覚なんだと思った。

 藤陵氏と僕と共通する昔の仲間が、つい最近亡くなった。詳しい事情がわからず、悶々としているのだけど、近いうち仲間内で集まって偲ぶ会をやろうと話した。
あ〜、そろそろ、こういった話が出てくる世代に突入なんだと、少し暗い気分。僕なんかはかなり欲張りな人だから、どう生きたって悔いは残るだろう。それでも、出来る限り精一杯やっていきたいなぁ〜。


http://www.jazzfortohoku.com/


 今日は、3.11からまる6ヶ月。
依然、決まらない政府の復興方針。整備されない緊急対策に向けた法律。それもそのはず、馬鹿政治家どもが、揚げ足取りレベルのことで右往左往しているのだから。

新宿は、脱・原発を叫んで、多くの人が集まっていた。
こういった流れは、どんどん大きくなってゆくね。本当にこのままじゃヤバイって、多くの人が気づき始めたんじゃないかと思う。






警察は、取り締まる側。
デモに集まる人は、「反権力、反体制じゃない。原発いらないって言ってるだけ。」と声を上げていた。
警察官一人一人は、家族があったり子供がいたりって人もいっぱいいて、やっぱり原発なんかない方がいいと思ってたりもするんだろう。普通の頭持ってたら、あんな制御不能の時限爆弾を、地震大国が持つ危うさはわかるはず。
ただ、組織として警察官であるときは、体制側の論理で動くのは仕方がない。こうした組織って、“個人”ってものを押し殺すことが求められる。
そして、その辺りの規律がきちっと守られているからこそ、法治国家として安全・安心な日常を維持できているのだと思う。
馬鹿は、トップにいる欲ボケどもなんだよな。


| Recently | 02:59 | comments(0) | - |
“死の町”にしたのは誰?
 福島第一原発周辺を“死の町”と言った大臣が引責辞任だとか・・・。なにか変だよ。昨日の新聞は、1面トップでこのニュースを伝えていた。
鉢呂経済産業大臣は、間違ったこと言ってないんじゃないのか?



20kmエリアに入ってく車は、みんな防護服にマスクだ。住人は強制的に避難を強いられている。置き去りにされた家畜やペットが餓死する様子も伝わってきている。これが、“死の町”でなくてなんだと言うのだろう?
新聞記者、デスク、発行責任者。誰一人、この発言に対する糾弾が筋違いだと思わないの?非常に不可思議だなぁ。

糾弾すべきは、福島原発周辺を死の町にしてしまった連中じゃないの?



20km付近の町は、道路工事する人も、みんなこんなカッコしてるよ。異常だよね。

どうも、マスコミは何か特別な力のために広報活動的な動きをしてるんじゃないのかね。ここ最近の異常さをみていると、どうもそんな気がしてならないな。

鉢呂さんという政治家が、これまでどんな考えでどんな行動をしてきたか、伝わってくる話を聞くとこういう人こそ大臣をやってもらいたい人だと感じるのだけど。
なんだか、キナ臭いね。本質をしっかり見て声を上げていかないと、日本は本当に終了してしまうね。




 
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