写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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個人表現としてのPHOTO+MOVIEって時代だな。


 年度末だね。
なんとなくあわただしい。
咽頭炎でしばらく低空飛行。タバコやめとけよ、と自分に言って聞かせるのだけど、どうにも止まらない。もう今となっては何事か我慢しながらの人生は全否定したい。
ま、まだまだ死なないだろうオレ。

写真展だの、ずいぶんと行きそびれてしまった・・・。そんな中でなんとか写真家・渡部さとる氏主宰のワークショップ2Bのグループ展を拝見した。35,36期と総勢20名の作品がずらり。
基本的には、展示が初めてということらしいのだけど、なかなかレベルも高く楽しく時間を過ごした。やはり渡部氏の導き方が上手なんだろうね。いつもいつも、このグループ展に来るたび思う。
“写真沼へようこそ”と心の中でつぶやいた。(笑)

しかし、東京は写真ギャラリーが多いね。写真に限らなければさらに多い。時間が出来た日は、ちょろっと出かければ、どこかしらで写真に触れることが出来る。凄いなぁ〜

いくつか気になる写真もあったし、僕としても久々な気分。
カメラ大国は、写真大国でもある。いいね!


いつの間にか、写真機でムービーが撮れるってのが当たり前のことになってきた。
低予算、ワンマンオペレーションで動画。誰でも撮れる時代だね。
それにしてもモーターの唸り音がしないって盛り上がらないなぁ〜



ARRI+アンジェニー
そしてFRUIT OF THE ROOMのTシャツ。
 
モーターの回転数を上げれば、滑らかスローが撮れる。あっという間に400ft終わっちゃうけど。

映画も、フィルム使わない方向に進化してるんでしょ?
高画質がイコール高品質とは限らないよね。フィルムのザラっとした粒状感が劇場に似合う。ちょっと映画少女と話してたら、古いATGを今一度観たくなってしまった。名画座めぐりを死ぬほどやった20代前半が懐かしいなぁ。

低予算で動画が撮れて、無料で配信できるって時代は、個人レベルでやれる新しい表現方法という捉え方ができる。
8ミリや16ミリは、やはりマニアの世界だ。お金も時間も人員も必要で、やはり一般的ではなかった。一個人のやれる限界がずっとずっと下がってきたってのは素晴らしいね。

さて、今度の日曜日は、八丁堀の日本写真学院さんで、こうした方向のセミナーをやりますよ。ぜひ、時間作ってお越しください。

・写真をつかったスライドショー
作り方っていうか、実例をご覧頂きながら、こうするとこう。いたいなお話からはじめます。
特に、音楽の重要性を実感していただける趣向です。
目からウロコですよ。(笑)

・デジカメ動画
仕事するためにも知っておいて欲しいこと、って趣旨で、準備と実践をお話します。
こちらも具体例を見ていただけるように準備しています。 

日本写真学院
http://www.jcop.jp/

開校一周年記念イベント
4月1日(日) 16時30分〜18時(終了予定)
「ライブ・プレゼンテーションとフォトムービー その方法と可能性」
講師:水谷充

人数制限のない無料セミナーですので、当日都合のついた場合は、ぜひフラッと来ていただいてOKです。

さて、準備準備。
当日、マンフロットのフォトムービー雲台なども触っていただけるように考えております。
OM-Dも見れるかも。

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自分次第


 皆、様々な思いで一日を過ごしたんだろう。
僕はたとえるなら、グラつく自分自身の足元をグッと踏ん張って姿勢を正そうと懸命な一日だったかな。
ずっと目標を定めて走ってきた。ま、今もそれなりの目標を持って走っているのだけれど、なんとなくその目標地点に到達することはどうでもいいような気がしている。
いや、もっと突っ込んで言えば、目標なんてものが、そもそもたいして重要なことじゃないようにも思う。
行き場が未定でも、楽しく走れれば意味があるのかな?う〜ん、いや、意味とか求めるのも、どっちでもいいような気もするのだけど・・・。
少なくとも、人様に迷惑をかけず、ひとつひとつの出会いと丁寧に共鳴しあっていられれば十分に幸せなこと。

出会い、関わる人から受け取る様々なインスピレーションは、自分自身を成長させる原動力でもあり、自分をダメにする勘違いでもる。受け取ったものを咀嚼しどの様に解釈し取り込むのかで、その効力や方向性はどっちにも転ぶ。すべては自分次第なんだろうな。そして自分次第ってことこそが、幸せの基準。与えられたものをただ嬉しがれるのは、物心つく前までのこと。
常に自分次第という状況と対峙する日々は、結果的にどこに辿り着こうが楽しい思い出になることは間違いない。

 世間や他人からの評価が自分の価値を決めるわけではないように思っていた。しかし、むしろ世間こそ価値を決めてくれる物差しの様なものと考えるほうが自然かもしれない。自分が決めれれるのは、その下された評価との付き合い方くらいというのが本当のところなんだろう。

ま、行く先への夢よりも、行く過程のディテールがけっきょくのところ心地よい日々を形作っているような気がする。
そのディテールは触ることもできないショーケースの中のオブジェじゃダメなんだよな。いつも手の中にあるリアルがいいなぁ〜。やっぱり所在なげにタダ走るってのは長続きしない。僕は、夢想家を気取った現実主義者なんだろうね。

この期に及んで、まだ原発推進とか言うムラの人を見ると、哀れみすら感じてしまうね。未来がバラ色に感じられない国が、どんな方法で経済発展すると言うのだろう。安心して子供を生み育てる環境がイメージできなければ、少子化を止めることはできないんじゃないのかなぁ。
子供だって理解できるレベルのお話だと思うんだけど・・・。

今日、テレビ各局が流し続ける番組は、そんなことを再認識させてくれたな。

 
| Recently | 23:17 | comments(0) | - |
薄まる記憶


 中学時代に住んでいた団地が、すっかり更地になっていた。
老朽化で建て替えるという計画は、かなり前から上がっていたのだけれど・・・。それによって値上がりする家賃が障壁になっていて、なかなか話が進まずにいた。

綺麗になるのは良いことなんだろう。
耐震化も進むはずだ。

きっとモデルルームのような浮ついた真新しさは、新しく入居する人が時間をかけて馴染ませてくれるはずだ。




 かつて遊んだ道路。鮮明な記憶は整備が進むにつれ薄くなる。やがてここに立っても懐かしさを感じなくなるんだろう。もう、よその土地だね。




 団地に隣接した小さな商店街も、静まり返っている。
時間が止まったようだった。もちろん子供の歓声なんか聞こえてこない。

少子高齢化が街をどう変えてゆくのか・・・
なんとなく近未来を見せ付けられたような気がしたな。

 ためらわず好奇心に任せて行くのがいいね。
なにもせず突っ立っていれば、自然と崩壊に足をすくわれる。かなりアクティブに進んで行って、やっと平穏かもね。
思ってるより時間の流れって速いんだよな。


| Recently | 04:45 | comments(0) | - |
僕も参加します。『日本写真学院 開校一周年記念企画』


 先日のPHOTO LOUNGEのときにも、チラッとお話させていただきましたが、開校一周年を迎える、日本写真学院。その一周年記念企画として実施される様々な催しの中で、一コマ、セミナーを担当することになりました。

「ライブ・プレゼンテーションとフォトムービー」その方法と可能性
講師:水谷充

写真のデジタル化とインターネットの普及は、その提示方法にバリエーションを生み出しました。フォトグラファーズ・サミットに見られるスライドショーによるライブ・プレゼンテーションの楽しさは、その一例といえます。
数分のパッケージにまとめられたイメージは、YoutubeやSNSを通じて爆発的に広がってゆきます。そして、スマートフォンやタブレットが、いつどこにいても自己表現メディアに変わることの面白さは、すでに実感されている方も多いのではと思います。また、デジタルカメラが動画撮影機能を持ったことから、動画へのニーズも急速に高まっています。

本セミナーでは、スライドショー作成方法や動画撮影の基礎、特に技術的な問題以前をテーマに取り上げます。フォトグラファーとして知っておくべきセオリーと禁則事項。そして表現の可能性をお話します。

日時:2012年4月1日 (日)
    16時30分〜18時

場所:日本写真学院 5階教室にて
    東京都中央区湊1−8−11 千代ビル5F
    電話03-3523-0545
    
http://www.jcop.jp/

最寄り駅:東京メトロ日比谷線・JR線八丁堀駅徒歩5分

参加費:無料


フイルム時代のスライド・プロジェクターを使った上映と違って、音楽を付けたりナレーションを入れたり、より表現の幅が広がったスライドショー。写真と写真の切り替え方もバリエーション豊富。
仕立て方で、伝えたいことをより強く主張することも出来ますが、チョイスを誤ると逆効果なことも・・・。

本セミナーは、アプリケーションソフトの使い方ではありません。
そういった実作業に入る前段階の、スライドショーが持つ様々な可能性と、回避すべき禁則事項などを実例を見ていただきながら解説していきます。
特に冒頭で、わかりやすく、ちょっとだけショッキングな提示をさせていただきます。その上で、何をどうアプローチして、どう生かしていくかをご一緒に考えてみたいと思っています。

また、デジタルカメラが動画撮影機能を標準装備するようになったことから、写真家にも動画への準備が求められるようになってきました。
実際、若いフォトグラファーの方から、インディーズバンドのCDジャケット撮影と同時に、PVを作って欲しいと依頼され困っていると相談を持ちかけられることもあります。
何をどう準備すればいいのか?
制作プロセスで気をつけることは?
動画には、静止画とは少し異なった気遣いが必要です。

創る中味は作家のセンス。
そういったことの前段階にある不安や準備を、写真家にとって特に必要と思われる項目をわかりやすくお話しします。

スライドショーや動画は、けっして難しいことはありません。予算をつぎ込んで本格的にやれば上限はキリがない。もっともっと入り口のところ。僕ら一個人でやれる部分のお話です。新しい表現手段を気軽に取り入れていただければ嬉しく思います。
希望者には、制作環境の構築へのアドバイスもいたしますので、ご相談ください。
気軽にご参加くださいね。 お待ちしています。



ライブ・プレゼンテーションの面白さを提案するフォトグラファーズ・サミット

写真は、フォトサミ9でプレゼン中のトンボ田中氏。 
BGMは自ら演奏したギターサウンドが使われていた。



大勢が同時にひとつの作品に注視するところは、ギャラリーでの展示と異なる感覚。
共有する時間が不思議な一体感を生み出す。



作家本人がプレゼン中の様子をスマートフォンのムービー機能で撮影中。
権徹氏 面白いですね〜



実況生中継的アプローチを試みる鈴木心氏



フォトサミ6で僕自身がおこなったプレゼンは、ひとつのパッケージとして
Youtubeで見ることが出来る。



タムロン60周年企画展に参加させていただいたときも
スライドショーをweb siteで公開しました。


僕自身のムービー関連は
Youtubeでご覧いただけます。
http://www.youtube.com/user/mic39?gl=JP&hl=ja


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