写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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Crossroads


 53歳最終日の夕飯は、松屋の牛定食だった。ま、なんともオレ的だなぁ〜(笑)
50数回も誕生日をやってると、その日を迎えたとき、どんな心持でいるのか予想が付くもんだ。
ホント、予想通りだな。

 歳を重ねる喜びと、今を消費する寂しさが同居している。どっちに転ぶかは、どこを見るかで変わってくるように思う。
まずまずのバランスなのかなぁ〜。なんとなくしゃっきりとはしないけれど、喉に鉛の塊が詰まったような感じでもない。
夢中になった様々は、結果として残っているものもあれば、果たせなかったものもある。ま〜当たり前なんだが、後悔ってのと少しだけ違う微妙な気分が拭えない。
役目を終えたこと、そして新たに得た役割とかが頭の中をグルグルと回っていて、気分はザワザワとしたままだ。
それもこれも、歳を重ねる醍醐味ということなのかなぁ。

日没も、どこかにとっては日の出ということ。
いろいろあるけれど、わりと幸せな日々だと思う。

関わってきたすべての人に感謝。
そんで、幸せになってほしい。いや、幸せでいてほしい・・・かな。
そんなたいそうなことはしてあげられないかもしれないけれど、少なくとも僕自身は一生懸命生活する。そ、生活するの。生きるなんて綺麗ごとじゃなくて、生活していく。こうした覚悟ってけっこう大事だと思う。



| - | 00:19 | comments(0) | - |
ヨコギアラオという人


 写真家・横木安良夫氏主宰のAYPCのグループ展が本日から始まっている。もう何度目のグループ展だったかなぁ〜。毎回、趣向を凝らした展示が観る者を楽しませてくれる。今回はどんなだろう?
初日、オープニングパーティーは、残念ながら仕事の都合で参加できない。9日、ギャラリートークの折、早めにお邪魔して作品を拝見しようと思う。あれこれ言葉を考えてしまうより、パッと見て感じたフレッシュな感覚のままにお話したほうが良いかもしれないなぁ〜。

 主宰のヨコギアラオという人について少し触れておきたい。
もう写真ファンの皆さんには説明は不要だと思いますが、僕が感じている横木さんという人。そういった視点での話ね。
ともかく時代の流れに敏感な人。僕の知りうる人の中でも5本指に入る嗅覚の鋭い人といった印象を持っている。
その時その時に応じて、必要なことをサッとやり、不要なことをサッと切る。横木さんの動向は、バブル時代から僕にとっては指針。サッと動いた様子を見ていれば、大方流れから逸脱することはない。
ただ、策士っていうタイプの人じゃない。そこは誤解しないでほしい。おそらく極めてシンプルに写真が好きで、写真を楽しむ場を模索しての動きなんだと思う。
そして、ちゃんと選択は的を射る。やることに意味を成してしまう底力を持っていて、そのあたりは、僕ももっともっと学ばないといけない。

 9日、ギャラリートークにお招きいただき、横木さんと共にお話をさせてもらうことに〜。どんな展開になるのかは、予測不能です。
お題目は「写真を言葉で撮る!」だよ。なかなか難解なテーマだなぁ〜。(笑)

AYPC写真展
DEARLY DAYS 2013
〜写真でプレゼント〜

会期:2013年11月5日(火)〜17日(日)
   13時〜19時 月曜休廊
会場:IN STYLE PHOTOGRAPHY CENTER
   東京都港区南麻布5-2-9 インスタイル南麻布ビル地下1階

参加作家
赤松幸生 上野まりあ 沖 成人 川俣康弥 富岡 武 中島ひろ子
中村言実 七咲友梨 畑谷友幸 平野勝久 藤島憶人 森 まき 山口 優
主宰:横木安良夫

ギャラリートーク 11月9日(土)15時〜17時
「写真を言葉で撮る! 横木安良夫×水谷 充」

ぜひ皆さん、お越しください。
タブーなしで、語りますよ〜(笑)


 
| Exhibition | 15:52 | comments(0) | - |
インベカヲリ★の人間らしさ



 インベカヲリ★氏の写真展第一弾 新宿ニコンサロンでの展示が幕を下ろした。2日のパーティーも100名を越えるお客さんで賑わっていたね。
被写体として写真に登場している女性たちも大勢来てたのが印象的。会場が華やかだった。ともかく、インベワールドはしっかり伝わっていたように思う。とっても良かった。

スピーチで感極まるインベ氏に、意外な人間らしさを見たね。ちょっと僕もヤバかった。なんだかとにかく僕自身もとても嬉しい瞬間だった。

インベ氏が僕の助手だったという説が流れているが、正確には少し違うので、ちゃんと修正しておきたい。助手というよりは、対等なビジネス・パートナーとして仕事をやってもらった3年半だった。もちろん年長者としての経験値などから、教えたり伝えたりという部分はある。しかし、僕は逆に彼女から教わることがとても多かった。仕事の中味も、僕の仕事の補佐ではなく、全体のプロジェクトの異なる部分を担ってもらっていた。なので助手ってのとは少しニュアンスが違うんです。
ともかく一緒に仕事をしたことは、僕にとっても得るものの多い機会だった。ま、財産と言っても良いな。



ニコンワインってのも振舞われていたんだけれど、美味しくて驚いた。

写真集の攻めっぷりも凄いね。
赤々舎姫野さんの肝っ玉を感じる仕上がり。ぜひ入手してご覧になってほしい。
もちろん僕は過激なほうの表紙を手に入れましたよ。そして、あとがきに記されたインベさん自身の言葉も読んでくださいね。
約10年にわたって、様々な女性たちと対峙してきた人自身が語るエピソードや撮影のコンセプトが書かれている。
カメラの前に立った彼女たちと、撮影したインベさん自身。その出会いすべてが必要必然だったのではないかと思います。
「その写真は、その人でなければいけなかった。」という感覚。自分の表現といった小さな世界観ではない。人と人が対峙して生まれるバイブレーションのようなものが、インベワールドの核なんだろうね。ま、ずっとそう感じてたことだけど、改めて“やはり”と認識。

さて、次は第二弾、テルメギャラリーだね。
今回のニコンサロンとは、また異なった写真が展示されるそうだ。


良い晩でした。

会期:2013年11月20日(水)〜12月1日(日) 
平日/14:00〜20:00 土日/12:00〜21:00 月・火/休廊

23日(土)17:30〜18:00 のギャラリートーク
では、僕がお話の相手を努めさせていただきます。インベ氏の制作手法(特に撮影に至るまでのプロセス)を引き出してみたいと思っています。
その後、18:30〜パーティーです。
ぜひ、来てくださいね。

THERME GALLERY/東京都目黒区八雲1-8-4 (東急東横線 都立大学駅から徒歩5分)
TEL/03-3723-6286
http://www.thermegallery.com/

| Exhibition | 02:34 | comments(0) | - |
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