写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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フォトサミ10 終演!!


 フォトグラファーズ・サミット10 大盛況で無事終えることが出来ました。簡単ではありますが、ご報告で〜す。
昨年は、CP+の会場で、特別編ということでやらせていただきました。今回は、2年ぶりにO-EASTに帰ってきたという感じ。

司会進行は、9のときと同じ、PHOTOGRAPHER HAL氏とたなかちえこ氏(新宿眼科画廊)です。



プレゼンは、僕と縁の深い2人がトップ、ワン・ツーを飾ってくれました。
まずは渡部さとる氏

彼自身の写真史ともいうべき内容。高校時代の写真のクオリティに驚いた。

二人目はインベカヲリ★氏

出版した写真集が、木村伊兵衛写真賞の最終選考に残っているというGoodなタイミングでの登壇。

そして川本史織氏

写真集・堕落部屋が話題の若手。名前からてっきり女性だとばかり思っていました。びっくり!

おなじみ池谷友秀氏

独特の美しさで僕らを魅了する、写真集BREATHが好評!

PHOTOGRAPHER HAL氏

身の回りのものと一緒にカップルをパッキングした新シリーズをプレゼン。

第1部のラストは、横木安良夫氏

レンズの一瞥とした、自分自身の出会いそのものがコンセプトと解釈。精力的に活動する先輩です。

と、ここで少し休憩タイム。


ギャルニカのプロモビデオで第2部スタートです。
シブカル祭でも話題の14人の女性クリエーターが制作した巨大壁画。その制作プロセスを「恋するフォーチュンクッキー」のにのせて〜です。
本人たちも遊びに来てくれました。


第2部トップは、瀬戸正人氏。

Sesium-Fukushimaを披露。故郷福島を襲った原発事故を契機に制作するシリーズです。見えないものを映像化する試み。

そして、野村佐紀子氏

男性NUDEのシリーズを見せてくれました。撮影は、ある意味特別な時間と、、とてもスッと入ってくる気持ち。

美島菊名氏

文学座の役者さん渋谷はるか氏を伴って登壇。写真を見せながら詩の朗読。会場は独特の空気感に包まれました。

トリは、舞山秀一氏

10年の歳月を費やし日本全国の動物園を撮ったシリーズ。当初の思いとは、異なる意味が出てきたと舞山氏。なぜか切なくなる不思議な写真。

続いて、先日行なわれたSHUTTERmagazine主催のグループ展「ALTERNATIVE!」を僕、水谷充がレポートさせていただきました。


会期中は、3名のレビュアー(デジタルカメラマガジン編集長福島晃氏、西武美術画廊・寺内俊博氏、フラクション・マガジン・ジャパン永田陽一氏)招いて講評をしていただきました。レビュアー賞は、芦田みゆき氏、那須潔氏のお二人。

2月のPHOTO LOUNGEで、プレゼンをしていただきます。



今回、オープニング映像は、好評の映画「東京シャッターガール」とコラボさせていただきました。
原作者の桐木憲一氏も、遊びにきてくれました。


GR ShortMovie Awardのご紹介と共に、ステージ上でお話を。
小学生の頃、漫画家になるってのが夢だった僕としては、楽しい時間でした。

最後は、ポートフォリオ賞発表です。

西武美術画廊・寺内俊博氏と新宿眼科画廊・たなかちえこ氏に選んでいただきました。

レビュアー賞は、小野雄司氏


ラストは、主催の山田敦士氏も呼んで、ご挨拶。


今回も刺激的な一夜でした。
めっちゃヤバイね。楽しくて狂い死にしそうです。
また! フォトサミ11で会いましょう。

                         撮影:サイキカツミ
| Exhibition | 06:46 | comments(0) | - |
Resonance/共鳴


ALTERNATIVE! 盛況のうち幕を閉じました。
参加された皆さん、観に来ていただいた皆さん。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

フォトサミの準備やらゼミ展の準備やらでバタバタの日々で、あまり在廊できなかった。芳名帳を見ると、見知ったお名前がチラホラ。ホントにありがとでした。
こういった形のグループ展は、蓋を開けてみるまで、どんな雰囲気になるかわかりません。賭け事の緊張感にも似たワクワクがまたいいもんです。
本当に写真表現ってのは、幅が広い。コンポラからアバンギャルドまで、十人十色の作品が集う楽しさ。個展とは、また一味違う楽しみ方があるように思います。

あまり規模を広げないよう注意を払いつつ、第2回目の開催を目指します。

出会った何者か(何事か)との共鳴を取り込むのが僕的な写真ってもんの解釈。出展者同士の出会いから生ずる共鳴も、また心地よい。
自分ひとりでは、何も生まない。オーディエンスへのプレゼンテーションであり、共同作業をしてくれた被写体(たとえば風景などの環境であっても)との連帯感も楽しい。やはり僕にとってはコミュニケーションの手段なのかも。

さ、次はフォトサミ。
巨大スクリーンに映し出される、刺激的な作品を、みんなで見て盛り上がりましょう。
今回も、素晴らしいゲスト作家が、プレゼンテーションしてくれます。写真を媒体にした交流は、日々を豊かにしてくれると、心から思います。

フォトサミ、予約ページ
http://www.phsmt.net/yoyaku.html

※ALTERNATIVE会期中におこなわれたレビューでは、デジタルカメラマガジン編集長・福島晃氏、西武美術画廊・寺内俊博氏、Fraction Magazine Japan永田陽一氏にお世話になりました。
また、エプソン・プリントセミナーでは、エプサイト畑中伸夫氏、荻上照美氏、稲原里香氏にお世話になりました。
改めて、深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

こうした様々な方々との共鳴が、ワクワクの原動力です。

| Exhibition | 00:04 | comments(0) | - |
明日はどっち?


あけましておめでとうございます。

目まぐるしい日々は年をまたいで続いていますが、ひとまず新年を迎え、大きく深呼吸でもしようと思います。

きっと誰もが、いろいろな場面で「今年はこんな年にしよう・・・」的な気持ちで空を見上げたりする。多くの人が、ぼんやりと未来を見る日。元旦のピンと張り詰めた空気は、そうした思いを新たに過ごす人が多いせいかもしれないね。

2013年を改めて振り返ると、かなり特異な年だったと断言できる。
選挙制度の欠陥で誕生した支持されていない政党が、政権の座に着き、次々と民主主義を否定して見せた。
特定秘密保護法の成立するプロセスを、肯定的に捉える一般国民はまずいない。十分な審議もなされず、なんとも後味の悪い国会の現状を垣間見た。
おかしい事をおかしいと、当たり前の声を多くの人があげたというところは、かろうじて希望。

国立競技場建て替え問題も、次々とおかしなところが露見してきた。オリンピック招致に夢中だった知事は、これまた変な問題で消えた。
なんか一般人にはわからない力でも働いているんだろうか? 釈然としない点が多すぎる。

チラ見した紅白は、相変わらず良くも悪くも国民的行事らしさ全開だったね。ずっとこんな調子でやって欲しいと思う。それを来年も再来年も、茶の間で見ていたいと切に願う。


ともかく新年もしっかり走って行きます。
1月11日の日本写真学院でやるトークショーを皮切りに、13日からグループ展ALTERNATIVE! そして、21日は、フォトサミ10だ。 24日からは、僕のゼミ展も始まる。2月に入ると、CP+。この会期中にPHOTO LOUNGEを横浜で開催する。 いろいろなイベントが続き、あれこれ迷っている間もなく、事はどんどん進んでいくな。僕自身振り落とされないように、しっかり走って行きたい。

2014年は、根拠のない未来に、虚しい希望を持つことはやめにしようと思う。これは、諦めたということではない。希望に繫がる根拠を見つけるとか、作るとかってことだ。今まで以上に、自覚的に行動していかなければダメだ。
今を一生懸命にやるってのは当たり前。どこに向かう今なのかを、もっともっとシビアに問いかけていかなければね。自分にだよ。

 幸せな事に、僕の周りにはとても多くの人がいる。いろんな話をしたいね。いろんな人の考えを聞きたい。一緒に過ごしてく人々はとても大事だ。自分がなんなのかは、そういった人たちが教えてくれる。逆に、僕という存在が、きっと貴方を知ることにも役立つと思う。そうでなければ甲斐がない。
みなさん、今年も宜しく。楽しくやりましょう。楽しくないと長続きしない。だから楽しくね。

暖かそうな光に向かって、人は走り出すもんだ。
そうした道理を忘れないようにいたいもんだね。

明日がどっちか迷ったら、とりあえず暖かそうな方に向かうよ。
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