写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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無意識の罪


 NHK会長の問題が、けっこう長引いているね。
特権意識という感じなのかなぁ〜
ただその職に任ぜられたってだけのことで、行動やらを尊敬されてその席にいるわけじゃないだろうに。
安部首相の解釈改憲問題も同じような事に見える。権力への縛りとしてあったはずの憲法を、独断で変えようとする不思議。たしか中学の社会科で習ったよね〜立憲主義。
権力者が人格者とは限らないってのが、なんとも困ったことだ。

 もっと身近なところでは、「家庭」ってのも同じような危うさを持っている。たとえば夫が妻にけっして言ってはいけないことの代表格「誰のおかげで生活できているんだ!」ってやつ。言葉にしないまでも、そうした感覚がことあるごとに漏れ出ているダンナはわりと多いんじゃないかね。
男女雇用機会均等法なんてものを、そもそも作らなければならないというところに、世の現実が表れている。もっとも、そんな法律があったところで、実効性があるとはとても思えない現実。
ことの本質は、やはり根深い男尊女卑思想なのかなぁ〜。「夫の妻に対する権利」などと平然と言葉にする無神経さが、かりにも法律家である人間から出てくる。びっくりするやら、情けないやら。
こうした上から目線的発想が、無意識にダダ漏れしてるところに問題の根深さを感じる。言ってる本人に悪気がないんだよね。悪気がないからなお問題は深刻だ。ま〜、日本の今は、ぐちゃぐちゃだね。今は、ってより今も、か。

 男って、そんなに偉いの?
ぴーぴー泣いて乳吸ってたことは、もうお忘れですか?
優しさとか、潔さとか、、、、、カッコ良く生きて欲しいね〜男ども。もちろん僕も含めてってことね。常に我が身を省みるだね。
| Recently | 10:15 | comments(0) | - |
大分の工芸作家による展示即売会


大分の工芸作家による展示即売会です。
手のぬくもりが伝わってくる素敵な逸品。
ぜひに!

鑑賞するものではなく、日常生活にすっと馴染む道具。
気持ちの豊かさをより広げてくれるものと思います。

会期:2014年2月26日(水)〜3月2日(日)
   11時〜20時

場所:青山スパイラル 1階ショーケース
   港区南青山5-6-23

| Exhibition | 14:50 | comments(0) | - |
終わってるなぁ〜としみじみ思う。
 

 穏やかなんてものは、概ね表面上のことであって、その中味は思いのほかドロドロしている。日本人は、様々を見て見ぬふりをして穏やかそうに過ごすことに長けているように思う。見ぬふりというよりは、本当に見えてないような気になっているのかもしれない。

良い事は自分の手柄。悪い事は人のせい。
ま、そんなのって普通なのか?
自らを客観しできない人間の相手をするのは、面倒だなぁ〜
早くいろいろな経験をつんで、大人になってほしいもんだね。
もっともっと、美しく生きるという視点で、自分自身を見つめて欲しい。たたずまい、立ち振る舞い、すべて見られているよ。

と、久々にあまり器の小さい人間を見て、がっかり。
僕自身だって、あまり褒められた生き方をしていないアウトローだけど。最低限の美学は持ち合わせている。

「地球は人間だけのものではない」
と、常々そんな風に思っているのだけど、妻や子すら自分の所有物のようにしか考えていない大人を知ると、そんな考えも、極めて特殊な考え方なのかもしれないと自信が揺らぐ。
今なぜ、世の中がこんな事になっているのか・・・
なんか少しわかってきた気がする。
気づかせてくれた事に関しては、馬鹿野郎に感謝したいところだけれど、早いところ関わりを断ち切りたい。
あまりにがっかりした気分を長く引きずりたくないね。時間の無駄だもん。

ホント、穏やかに見える日常って、気づかぬふりの上手な人が作り上げた幻かもね。マジ、終わってるなぁ〜と、しみじみ思う。(笑)



| Recently | 10:06 | comments(0) | - |
想いの結晶

撮影:サイキカツミ サイキさんは、DMなどの制作をやってくれた。

 岩田正芳写真展「観音」が、無事開催に漕ぎ着けた。
初日のオープニングパーティーも、大盛況だったなぁ。GOROや写楽を読んで育った僕としては、写真家・渡辺達生さんが来てくれたのが、サイコーに嬉しかったぁ。

岩田さんの写真展は、当初、達生さんが仲間たちと運営する六本木のビリオンで3月におこなわれる予定だった。本人の体調から3月は無理と開催中止の決断に至った。
中止は、1月29日の岩田さんのFacebookで知った。たまたまオンライン中だった僕は、なんとかならないの〜 なんとかしよ〜とレスを付けた。あっという間に熱い言葉がスレッドにあふれた。
翌1月30日に、都合のつくひとだけでも〜と、岩田さんの家に作戦会議と称して集合した。この日集まったのは、宝槻稔さん、森谷修さん、兼本玲二さん、那須潔さんと僕の5人。
見せてもらうと作品の数は十分。この時点でみうらじろうギャラリーさんが、展示を引き受けてくれるということも決まっていた。ギャラリーの図面を見ながら、展示案をみんなで話し合い、額装の方法も検討した。
キービジュアルになる作品を大きく伸ばしたいという流れになり、エプサイトさんが協力してくれるという話が決まった。
展示を見に来てくれる方には、ギャラリー奥の正面にドンと構える大きな作品に注目して欲しい。自ら写真を貼り込み、創りあげた壮大な作品だ。これは、構想はあったが、1月30日の作戦会議の折には、また手が付けられていなかったもの。サイズや、ベースとなる支持体のこと、貼り込み後の表面処理など、アイデアを出し合ってその準備分担なども話し合った。
多くの仲間が尽力し、10日ほどと、極めて短い準備期間で、ここまでの展示を作り上げた。本当に素晴らしいことだ。作品数がすでにそろっていて、それらが、とても力を持っていた。そうした前提があって実現した仲間のサポート。

ホントに、よかった。
パーティーは笑顔の絶えない素敵な時間だった。

2月10日、大判プリント搬入時に、記念の一枚を。


大判プリントは、エプサイト プライベートラボ
エプソンさんの協力により実現しました。
出力は、PX-20000 B0サイズを2枚作らせていただきました。



展示は、16日(日)19時まで
ぜひ、お出かけください。
みうらじろうギャラリー アクセス

搬入、買出し、設営、DM制作、DM配布、などなど、多くの仲間が関わって実現した写真展です。時間的に折り合わなかったけれど、手伝うよ〜申し出てくれた方も大勢いる。本当に素晴らしい時間。想いの結晶だと思う。
| Exhibition | 05:21 | comments(0) | - |
岩田正芳写真展「観音」は、彼の証。


岩田正芳写真展「観音」

会期:2014年2月11日12時 〜 2月16日19
会場:みうらじろうギャラリー
〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町2−5 石倉ビル4階
http://jiromiuragallery.com/


初日の2月11日、17時よりOpening Partyを予定しております。
お時間がございましたら是非ご参加ください。


3月に予定していた友人の写真展が、本人の体調悪化を理由に、中止となった。そんななかで、写真仲間有志で何とか展示を〜と声が上がりはじめた。一日だけでも、やれないものか・・など、熱い声が日増しに大きくなる。
そんなとき、みうらじろうギャラリーさんが、ギャラリー日程の隙間に、展示を引き受けると申し出てくれた。
多くの仲間が、様々な形で彼の舞台をサポートすべく、尽力し
準備を進めている。

岩田さんの病状は、かなりギリギリな感じだ。本人があまりにもあっけらかんとしていて、周りの僕らが逆に慰められているように感じるのだが・・・。

作品は、とても重厚で見ごたえがある。薄手の和紙にインクジェット出力し、さらに本人自ら筆を入れて完成させていく。十数点のA3大の作品は、ものとしての情緒がある。
エプソンイメージングギャラリー エプサイトさんの協力により、2点ほどB全大のキャンパスプリントも準備した。さらに、本人が貼り込んだ「曼荼羅」も楽しみだ。

文字通り、命を削り制作した彼の意思を、しっかり見届けたい。

やはり写真って素晴らしい!

| Exhibition | 00:39 | comments(0) | - |
水谷ゼミ修了展「Living here.-ここで生きている- 閉幕


 日本写真学院 水谷ゼミ修了展「Living here.-ここで生きている-」は、おかげさまで無事、幕を下ろしました。
見に来ていただいたみなさま、ありがとうございました。

 大きなテーマとして「東京」を掲げながら、そこで生きる人を、各自の視点で撮影しました。まだまだ未完成の部分もありますが、とても良い展示になったんじゃないかと、自分自身甘めの点数をつけています。
ゼミ受講生の3名は、少なくとも人を撮る楽しさを心から味わい、その撮影と言う行為から広がる人間関係の楽しさを実感してくれたものと思います。
芳名帳に目を通すと「わたしも人を撮ってみたくなりました。」と書かれた感想がけっこうありました。なにがしかのバイブレーションが伝わったのかもしれないと、嬉しくなりました。

写真は撮って発表された後、一人歩きをして、そこからなにかしらの縁が続いてゆく。人を撮る醍醐味は、まさにそこにあります。
「写真の中に写された人の視線の先には、撮影者がいる。」その意味は、僕自身の写真人生にとってとても大事なこと。この写真展も、僕も含めた4名でつくったもの・・・と思いがちだけど。いや違います。撮られた人も含めた、もっと多くの人の力でできているんです。
撮り、撮られるという対の関係が作り出す豊かな時間。僕は、それが楽しくて写真を続けてきたんだと思っています。

 また4月以降に、ゼミを開講する予定です。ぜひ、一緒に写真の楽しさを探りましょう。ホントに写真やってきて良かった。そんな実感を、ぜひ、一緒に。



| Exhibition | 04:27 | comments(0) | - |
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