写真・映像制作者 水谷充の私的視線

〜「見てきたもの」記録装置 カメラがくれた宝物 〜
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ALTERNATIVE! 終了〜
ALTERNATIVE! Vol.3 終了しました。
多くの方にお越しいただき、感謝!

今回も、会期中の土曜日にレビューをおこないました。
お招きしたレビュアーは、左から
寺内俊博(西武渋谷店 美術ギャラリー)
保田智美(アート団体 JAPSELディレクター)
武内竜一(アートコレクター)
鈴木一成(TOKIO ART PLACEディレクター)
そして司会進行・水谷です。



例年のごとく、写真を扱う側の方々を招いてのレビュー&トークショーは、刺激的。参加した皆さんには、どんな感じで届いているのでしょうか。
僕は、撮る側の人間として、進行だけじゃなくちょいちょいツッコミを入れたりさせてもらいましたが・・・やはり、今年も、額装など完成した作品の見せ方に厳しい意見が聞かれました。展示は、その展示こそが最終表現形態ですから、手抜かりなくやりたいところです。
一方、応募でのグループ展は、良い意味で荒削りな作品が観れる機会。つまり実験の場という側面も面白さのひとつという意見も聞けた。

僕自身、初めてお目にかかる出展者も多く、楽しい時間でした。

皆さん、お疲れ様でした。
レビュアーを務めていただいた方々にも、改めて感謝します。
ありがとうございました。



 
| - | 00:30 | comments(0) | - |
あなたが撮る意味
 

 15日から水谷ゼミ第4期がはじまる。早いなぁ〜 いつのまにかゼミも4回目なんだなぁ〜。本当に月日は、ビュンビュン行くね。

ゼミは、人物写真研究。歴史的に良いとされてきた写真なんかを、ちゃんと検証するところからはじめます。
名作には、共通点がけっこうあったりして面白い。なにが良いとか悪いとかって単純な二者択一的な評価ではなくて、あ〜こういう点をきっちり押さえてるから説得力のある写真なんだなぁ〜ってあたりを、しっかり見極めていきますよ。
写真表現には時代も反映されてくる。流行もあるしね。でも、名作は時代をまたいで残ってきたからこそ名作なんだよね。いいもの撮りたいね〜ちゃんと残るものを。
まぁ、そんなところをしっかりとね。

もちろん、単純に撮り方ってののChipsもいろいろやっていくけれど、これが正しいってことはなにもない。なんだってありなんだ。だから、どう自分流を見つけていくかってところに、基礎がしっかり土台にあってってのが大事になるわけ。
人物写真ゼミだけど、物撮りも風景も上手くなるよ〜 と。見極める力を養うのが、核だからね〜。

どっちにしても、「あなたが撮ったことに意味がある。」と、そんな風に言われる撮影者を目指して欲しい。写真には、関係性が写ります。表面的なテクニックではない。人間力って曖昧なものが、実は大事だったりする。
そんなあたりを、しっかりと考えていく、、、きっかけ。そんなゼミです。

第4期も、まだ残席少々あります。思うところある方は、ぜひご検討ください。リンク張っておきます。5期、6期もすでにスケジュール出てますので、チェックしてくださいね。

日本写真学院 水谷ゼミ
http://www.jcop.jp/course/products/detail.php?product_id=129
| Photographic education | 00:31 | comments(0) | - |
写真だよな〜と、しみじみ。

2016.1.4 新宿歌舞伎町

 暖かい冬。
日中と夜の差が激しすぎて、体がとまどっている!
1、2月は、少しは冬らしい感じになるのだろうか・・・・

 正月は、画像処理の合間に、本を読んだりして過ごした。
友人の出版した本が、けっこう楽しめるので、ちょいと紹介しておこうと思う。

『東京100年散歩』 鷹野晃 海竜社刊
 

東京の昔と今現在を丁寧に比較している。いわゆる定点写真。
ページをめくっていると、江戸が東京に変わり、西洋の文化が流れ込んできている様子にワクワクする。味のある綺麗な都市だったんだなぁ〜と改めて思う。
比較すると、今の東京はかなりさっぱりしているんだね〜 ガラスっぽい外装? 無機質な印象っていうのかなぁ〜
この100年で、得たものと失ったもの。どうも失ったものの方が、大きいような気がする。

昔の写真などの多くは、国会図書館で所蔵管理されている。こうしたものを眺めていると、今の東京も、数年後誰かが懐かしそうに見たりするんだろうなぁ〜と、なんか未来へ気持ちが飛んでいく感覚。
撮る人は、身の回りの日常を撮ったら、ちゃんと発表してアーカイブされていくような配慮をしていった方がいい気がする。
将来へ残すってのも、大事な仕事だと思うなぁ〜。

そしてもう1冊。
『棕櫚の日曜日』 矢内靖史 青蛙舎刊
 

2014年1月に出版されたもので、時々思い出したようにページをめくっている。東日本大震災から1年後、矢内さん自身の生活する福島を捉えた写真で、銀座のニコンサロンで展示したものを本にまとめたものだと聞いている。
静かに強く語りかけてくる写真で、あらためて原発事故ってのは、大変なことだぞ〜という思いを強くする。 本当に写真が静かな分、よけいに重い。

 正月休みのように、世の中の動きが止まっていて、静かな日々ってときは、じっくり本に目をとおすって良い時間の使い方だなぁ〜と思う。
いろいろ考えが、頭の中をぐるぐるとめぐっている。今年をどう過ごすかってあたりにも、良い影響がありそうだ。

しかし、しみじみ 写真 だよなぁ〜

| Recently | 00:15 | comments(0) | - |
新年事始! 


 今年の正月は、あまりに普段どおり。ってことで、ちょっとは年始っぽいことをしようと露出計の清掃&チェックを。
これらは、ずっと使ってきた機材の代表格。光を計る道具です。

一番左は、ミノルタのストロボメーター3型。なんやかんや言って、一番使いやすい。感度とシャッター速度がアナログ式なので、スイッチが入っていないときでも設定の確認が出来る。あわてた状況でもミスが起こりにくい。まぁ〜ホントに使い慣れ過ぎで、いまだ手放せない。実は、同型2台目。

地方取材等で、荷物をコンパクトにまとめたいときは、一番右のセコニックのフラッシュメーターL-308S。 小さくて助かるのだが、光球が不用意に動いてしまう。パーマセルの黒テープで止めてあるのだが、これ、定期的にテープの張替えをしないと、ベタついて汚いことになってしまう。これがやや面倒。光球が簡単に動いちゃわないような改良をしてほしいなぁ〜。ここさえクリアできれば、この機種は文句なし。

右から2番目は、セコニック・スタジオDX。 これ、レトロ感満載だけど、まだ現役のメーターなんですよ〜。
助手時代、忙しい&ビンボーで写真撮る時間も金もない。で、学生時代からの常に持ち歩いているこの露出計で、気になる光景に出会うと光を計るの。明るいところ暗いところ。どんな光の加減でその場面が描かれているのかを数字で把握する。かなり長いことそんなことをやってたね。ついでに、どこからどこを切り取るか、とか頭の中で絵を描く。
地味な遊びだけど、これをしていたのが自分の写真的基礎体力を上げた一番の要因になっていると思う。

 今年は、どんな出会いを撮れるかなぁ〜 とっても楽しみだ。
出会うための準備は整っている。撮影し、写真にしたら、やはり多くの人にちゃんと見せて、、だね。そこからまた新たな出会いが始まったりする。
プライベート、仕事といった区別は、僕の感覚にはない。常に写真で生きてきたし、これからもそうしていくことだろう。撮りたいと欲する自分の心は生きている証。撮って欲しいとの依頼は生きている誉。

 2016年は、まずここから。
ALTERNATIVE!
 
一緒に展示しましょう。
あと少し枠あります。
http://www.shutter-mag.com/alternative/index.html

 
そして、1月15日スタートの水谷ゼミ、開講決定しました。
まだ残席あります。
内容は、人物写真研究です。一緒にやりましょう!
詳しくは、こちらを見てくださいね〜
日本写真学院 水谷ゼミ
http://www.jcop.jp/course/products/detail.php?product_id=129



| Recently | 00:15 | comments(0) | - |
あけましておめでとうございます。
 

 昨年を振り返ると、個人的には「マジで?」といった驚きの再会が印象に残る一年でした。再会は、サプライズ感満載。いわゆる日常の延長上には、なかなか起こりえない展開をみせてくれた。しみじみ、その誘いに答えられる自分でよかった。

 これからも、きっと沢山の驚きがある。と言うか、ちゃんと気づいて、しっかり驚きの出来事として結実させながら進みたい。あがったり下がったりでもいい。驚きの連続であればあるほど、人生は豊かだと思う。

とにかく楽しくやろう。
遊びのような感覚で、すべてに取り組む。
自分自身の行動に、悲壮感はあわない。
常に思考し、のびのびと行動したい。

本年も、どうぞお付き合いください。
宜しくお願いします。



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